シンガポールへの販路拡大を目指す青森県内事業者と買い手企業の商談会が15日、八戸市の八戸プラザホテルで開かれた。八戸圏域の食品関連15社が、日本食への注目が高まっているシンガポールの食品バイヤー5社に自社商品を売り込んだ。

 青森銀行が主催し、ジェトロ青森が共催した。同行からジェトロシンガポールに出向している伊藤大さんによると、シンガポールには開放的な経済市場があり、同国を介して東南アジア各国への輸出も期待できる一方、シビアな競争があるという。

 商談会で県内事業者は商品の味や原材料、価格、賞味期限などを熱心に説明した。農産物の栽培・加工・販売を行う「和の郷」(田子町)の坂本三佳子代表取締役社長は田子ニンニクを使ったオリーブオイルや南蛮漬けをPR。取材に対し「キーワードは健康で、商品の伝え方も大事だと分かった。販路拡大のため、東南アジア市場にチャレンジしていきたい」と語った。

 一方、シンガポールの商社「キレイ・ジャパニーズ・フード・サプライ」のアンドリュー・アンさん(32)は「日本の食品は安心というイメージがあり、取り扱う飲食店は増えている。紅玉リンゴのゼリーがとてもおいしく印象に残った」と話した。