青森県八戸市十三日町の百貨店「三春屋」を運営する「やまき三春屋」の山川武社長は15日、東奥日報取材に対し、店舗の1階と5階、地下1階を改装して5月21日にリニューアルオープンする方針を明らかにした。2月中旬ごろから改装に取りかかるが、店舗は休業しない予定。5階には、音楽を楽しみながら食事ができるレストランなどを備えた会員制サロンを新たに整備する。

 三春屋は昨年9月、元の運営会社だった「中合」(福島県)が複合商業施設コンサルタント「やまき」(東京)に譲渡。やまき社が新たに設立した子会社「やまき三春屋」が同11月から運営に当たっている。

 山川社長によると、サロンは「LSSP(ラグジュアリー・サロン・スタジオ・パーク)」というやまき社が新たに立ち上げた独自のブランドで、グループ会社の「LSSP」(東京)が運営する。高級ブランド品なども購入できるバーチャルショップをはじめ、映画を上映できるラウンジやフィットネスジム、パーティーを開催できるスペースの設置も検討している。

 1階はエントランスを改装するほか、化粧品売り場を充実させる方針。地下1階は魚介類を中心に生鮮食品を強化し、地元の銘菓などを取り扱う土産コーナーにも力を入れる。また、2〜4階も11月までに順次改装するという。

 山川社長は「LSSPは百貨店の新たな業態を生み出す可能性を秘めている。第1号となる三春屋の取り組みが成功し、全国の百貨店に広がるきっかけとなれば」と期待感を示した。

 やまき三春屋は2月13日、八戸市内で関係者を対象に事業内容説明会を開催する。