青森県黒石市の東英小学校を2012年3月に卒業した16人が新成人となり、卒業記念で制作した「こけしのタイムカプセル」が12日、同市の成人式に合わせ開封された。20歳の自分に宛てた手紙などが入っており、手紙を受け取った新成人たちは当時を懐かしむとともに、社会人としての生活に夢を膨らませた。

 同市の津軽こけし館が11、12年に企画し、開封は19年に続き2回目。タイムカプセルは、津軽弁で「えんつこ」と呼ばれる育児用の籠を模した形のこけしで、大きさは直径15センチ、高さ20センチほど。ふたが付いており、中に小物を入れることができる。当時の同校6年生や保護者らが手紙を入れ、自分たちで絵付けをしたこけしとともに、同館に展示して保管していた。

 12日は成人式会場のスポカルイン黒石で、同館職員が事前にタイムカプセルを開封して用意した手紙などを引き渡した。新成人は「懐かしい」「こんなこと書いていたんだ」などと声を上げ、笑顔で当時の思い出に浸っていた。

 東北工業大学2年の櫻庭純斗(あやと)さん(仙台市在住)は「当時と夢は変わっているが、自分のメッセージを読んで気持ちが入った。しっかりと勉強し、土木の仕事に就きたい」と話した。