青森市出身の冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さん(87)が16日、青森市内で講演し「90歳で(アフリカ大陸最高峰の)キリマンジャロ(5895メートル)に登りたい」との新たな目標を語った。

 70歳だった2003年、75歳の08年、80歳の13年と、3度にわたってエベレスト(8848メートル)の登頂に成功した三浦さん。昨年は86歳でアルゼンチンのアコンカグア(6959メートル)に挑戦したが、ドクターストップで断念した。

 帰国後は90歳でのエベレスト挑戦を公言していたが、同日の講演では「エベレストは人気で、山頂付近で渋滞が起こるほど。3回も登ったし、割り込む必要はない」と目標の変更を表明。「(息子と孫の)3代で登ってみたい。登頂に向けて一歩ずつ進んでいく」と話した。

 人生100年時代をテーマに講演した三浦さんは「何としても登りたいという夢や願望が力になった。健康も同じで何歳からでも挑戦できる」と呼び掛けた。

 講演は、野村証券青森支店が開設60周年を記念し東奥日報新町ビル「New’sホール」で開催、約350人が参加した。ほかに元防衛相で拓殖大学総長の森本敏さんが国内外の情勢について語った。

 同社青森支店は1960年1月22日に、同社62番目の支店として同市新町に開設された。