青森県五所川原市や中泊町などの製造業者17社が16日、「五所川原地区ものづくり連絡会」を発足させた。各社の情報網を共有して事業拡大する際の提携先を紹介したり、人材の確保や災害時の部品調達を支援し合ったりするなど企業の枠組みを超えた連携を広めていく。

 富士電機津軽セミコンダクタ(五所川原市)の桃井透社長が、市況の変動や人手不足など各社が抱える課題に共同で取り組むため、同市や周辺自治体の企業に参加を呼び掛けた。各企業の製品は電子機器、金型、精密部品などさまざまだ。

 連絡会は今後、具体的な活動内容を詰める。各社の情報網を活用して工場の規模を拡大する際に地元の工事業者をあっせんしたり、自然災害で部品の供給網が寸断した企業に代わりの調達先を紹介したりする取り組みを想定している。

 人手不足に悩む企業が多いことから、連絡会が中心となって学校関係者との協力関係を構築し、高校生向けの企業説明会の情報を各社に周知することも検討していくという。

 同日は五所川原市の立佞武多(たちねぷた)の館で発足式が行われ、桃井氏が代表に就任した。桃井代表は「この地区には高品質の工業製品を供給している企業がたくさんある。横の連携を強め、業容拡大や技術向上などに取り組んでいきたい」と語った。