市民や教育・宗教関係者でつくる「2・11集会を成功させる各界連絡会」は11日、青森市のアピオあおもりで「建国記念の日を考える集会」を開いた。建国記念の日にあらためて日韓両国の歴史を学ぼうと、韓国出身で山形大学教授の高吉嬉(コウキルヒ)氏を招き、「日韓関係の過去・現在・未来を考える」をテーマに講演を行った。

 日韓社会科教育が専門の高氏は、慰安婦や徴用工、韓国向け半導体材料の輸出規制など日韓両国を取り巻く問題について説明。友好関係を築くため、日本は真実と向き合う勇気を持ち、東アジアの構造的な変化を理解する必要があるとした。「日本の若者は韓国文化への関心は高いが、歴史を知らない」と話し、若い世代への教育を訴えた。

 日韓関係改善へのヒントを探るため、在朝日本人2世で朝鮮史学者の旗田巍(たかし)氏の生涯や研究も紹介した。

 集会に参加した約90人の市民らは「慰安婦や徴用工などの問題解決のために歴史認識を深めることが重要だ」などとするアピール文も採択した。