青森県は12日、2019年産県産リンゴの1月の流通実績を発表した。首都圏など県外主要5消費地市場の1キロ当たり平均価格は348円で、平年を14%(44円)上回った。台風の影響により他県産リンゴで傷物が多かった上、競合するミカンやイチゴを含め果実全体の入荷量が少ない中、県産リンゴは食味に優れているなどとして引き合いが強く、高値基調となっている。

 19年産は19年8月から20年8月が主な出荷期間となる。県りんご果樹課によると、1月はお歳暮や春節(旧正月)など贈答向けの出荷が落ち着いた。収量減を受け県産リンゴの入荷量は平年よりも少なく、品質が良好であることから、2月も高値傾向が続く可能性が高いとみている。

 1月の1キロ当たり平均価格を品種別に見ると、ふじが平年比17%高の350円、王林が同6%高の314円、ジョナゴールドが同11%高の357円。

 同課によると、1月以降に出回るリンゴのほとんどが県産という。三上道彦課長代理は「19年産の県産リンゴは糖度が高く、市場やスーパーからの評価が高い。一部では日焼けした果実も見られているので、引き続き厳選出荷に努めてほしい」と話した。