5月21日に新装開店を予定している青森県八戸市十三日町の百貨店「三春屋」について、同店を運営する「やまき三春屋」は13日、八戸市の八戸パークホテルで事業内容説明会を開いた。同社の山下修平代表取締役会長が、三春屋5階に整備する会員制サロンなどリニューアルの詳細を説明し、「百貨店は流行ではなく地域の文化。八戸市民に長く愛されている三春屋の再生に全力を尽くす」と述べた。

 三春屋は昨年9月、元の運営会社だった「中合」(福島県)が複合商業施設コンサルタント「やまき」(東京)に譲渡。やまき社が新たに設立した「やまき三春屋」が同11月から店舗の運営に当たっている。

 サロンは「LSSP(ラグジュアリー・サロン・スタジオ・パーク)」というやまき社が新たに立ち上げた独自ブランドで、グループ会社の「LSSP」(東京)が運営。音楽を楽しみながら食事ができるライブレストランをはじめ、高級ブランド品を購入できるバーチャルショップやプラネタリウム、映画を上映できるラウンジの設置なども検討している。

 個人会員の入会資格は18歳以上(高校生を除く)を想定しており、会費は未定だが「広く市民に利用してもらえるように」(同社)と価格は抑える方針。老若男女問わず幅広い客層をターゲットにするという。

 13日の説明会には、三春屋の取引先や中心街関係者ら約400人が出席。サロンに出演予定の女性キャストによるミュージカルや、「ザ・タイガース」の森本太郎さんと瞳みのるさんによるライブも行われた。

 LSSP社の山下敏正代表取締役社長は「LSSPは百貨店の新たな業態を生み出す可能性を秘めている。第1号となる三春屋の取り組みを必ず成功させ、全国の百貨店に広げていきたい」と期待を込めた。