17日は大人も仕事を休んでえんぶりへ−。青森県八戸市では、2019年からえんぶり開幕日の17日を「えんぶりの日」とし、小中学校の休業日としている。今年は17日が月曜日に当たることから、市などは働く保護者や大人も仕事を休んでえんぶりを見に行くことを推奨しており、チラシの配布や、バス券の発行などを通じて、環境整備に力を入れている。

 児童生徒が休日となる「えんぶりの日」に合わせて、市は、大人も休暇を取りやすい環境づくりを目指し、厚生労働省と連携して「仕事休もっ化計画」のチラシ、ポスターを作成。市内の小中学生のほか、事業所やえんぶり組、公共施設などに広く配布し、周知を図っている。

 市教委によると、えんぶりの日が日曜日だった昨年はえんぶりに参加、鑑賞した児童生徒は約8割に上った。市教委の小笠原徹次長は「今年はえんぶり期間が平日。保護者らは、丸1日休むのはなかなか難しいと思うが、半休などもうまく使ってぜひ子どもとえんぶりを見に出かけてほしい」とした。

 また、市はえんぶりの日に合わせ、市営バス全線が1日乗り放題になる「エコパスポートシリーズ」を販売する。同パスポートは小中学生向けで、これまで夏休みや冬休み期間を対象にしてきた。えんぶりの日に合わせた取り組みは初めて。小学生は1枚100円、中学生は300円、小学生とその保護者はセットで600円。

 えんぶりの日は、大人と子どもが一緒に休日を過ごす機会の創出を進める国の施策「キッズウィーク」を受けて文部科学省が新設した「体験的学習活動等休業日」により制定。えんぶりに参加したり鑑賞することで、郷土に対する愛着を育むことを目的としている。