青森県八戸市中心街の「八戸屋台村みろく横丁」の運営会社「北のグルメ都市」の会計処理を巡り、代表取締役と専務取締役の2人が今年1月上旬に辞任していたことが13日、分かった。残った2人の取締役は数千万円規模の私的な流用があったと指摘する一方、辞任した専務は会計処理は適切だったと主張している。

 現在運営に当たっている取締役らによると、元代表は施設修繕費として銀行から数千万円を借り入れ、役員会の同意を得ずに自身への役員報酬や元専務への貸付金などに充てていた。取締役らが決算報告書などを精査したところ実際には修繕は行われておらず、少なくとも2011年ごろから7千万円以上の使途不明金が見つかったという。取締役の一人は「中心街の活性化のためにみろく横丁を運営してきた。支援してくれている自治体や市民への裏切り行為だ」と語った。また、刑事告訴と民事訴訟の両方を検討しているという。

 元専務は東奥日報取材に対し「(元代表から)個人的な借入金はあったが、会社の資金とは思っていなかった。今まで税務署から指摘を受けたこともなく、違法性は認識していなかった」と説明。残った取締役側から支払いを求める書面などは届いてないといい、「辞めろと言われ、ごたごたに巻き込まれるのが面倒だっただけ。やましいことはしておらず、相手側の主張は理解できない」と不正が理由ではないと強調した。

 関係者によると、元代表は現在病気療養中という。