地域の魅力を地元の人にもっと知ってもらおうと、青森市の幸畑団地地区まちづくり協議会は11日、同市の青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館を主会場に「幸畑ヒルズ・リアル雪中行軍&講演会」を開いた。

 幸畑地区などから参加した10人が、スノーシューをはいて新雪の上を歩き回る「雪上ウォーキング講習会」で爽やかな汗を流した。例年は田茂木野の観光りんご園付近から同資料館を経由して青森大学まで約5.5キロの道のりを歩く「雪中行軍」を行っている。6回目の今冬は、暖冬の影響で例年よりも積雪が少なく、資料館横の多目的広場での講習会を行った。

 参加者は、穏やかな青空の下で柔らかな新雪の感触を踏みしめながら、広場内から見える市内の景色や桜の木のつぼみを観察。講習会の後は、同資料館で雪中行軍遭難事件の資料を見たり、同事件の検証をしている加藤幹春さんの講演を聞いたりして知識を深めた。

 浪打地区の小川洋子さん(64)は「去年とは違う景色を楽しめた。説明を聞きながら歩くと知らなかったことを知れるのがうれしい」と笑顔で話した。同協議会運営委員長の張山喜隆さん(69)は「地元の人しか味わえない朝の新雪の気持ちよさや、地域の貴重な歴史を子どもたちにもっと知ってもらいたい」と語った。