日本山岳遺産基金(東京)は、北八甲田・高田大岳の登山道整備を続ける「十和田山岳振興協議会」(下山壽会長)を2019年度の日本山岳遺産に認定した。本年度の認定は全国5カ所。同協議会は15日、都内で行われる表彰式で、登山道整備の活動内容を発表する。

 同基金は、山に関する書籍を手掛ける「山と渓谷社」などが10年に設立。日本の山の自然と文化を次世代に残すため、3年以上山の環境保全や登山道整備に取り組む団体を認定、助成金を交付して支援している。19年度分で計35カ所を認定。同協議会には30万円助成する予定。

 協議会は登山者や観光客の安全と自然環境の保全、観光資源の開発整備を目的に、14年末に発足した。やぶ化が進んでいた高田大岳登山道での刈り払いを16年から継続している。同基金は、地域振興と自然保護を両立する協議会の活動を評価し認定。山岳雑誌「山と渓谷」1月号で紹介している。

 15日に都内で開く日本山岳遺産サミットでは、認定された5団体が活動を発表するほか、北海道大学准教授による特別講演が行われる。