JR東日本盛岡支社の石田亨支社長は23日、青森市の青森支店で会見し、新型コロナウイルスの影響で、3月の東北新幹線盛岡−八戸間の利用客数は前年同月の48%にとどまっていることを明らかにした。同支社管内の県内の学校で今春予定していた修学旅行もほとんどがキャンセルとなり、一斉休校に伴う通学客の減少で在来線利用客も落ち込んでいる。

 盛岡−八戸間の新幹線利用客数は、1月が前年同月比102%と順調だったが、2月は89%、3月は20日までで48%と半数割れとなった。

 石田支社長は「新幹線での出張を控えてテレビ会議をやる企業もかなり多いと聞いている。3月はビジネス、旅行に加え進学や就職など年度末特有の利用客も多い時期だが、新型コロナの影響で全般的に減っている」と説明した。

 さらに青森駅、八戸駅を中心とする同支社管内の県内の中学校、高校のうち、今春修学旅行を予定していた大部分の約70校、生徒約5千人分がキャンセルとなったという。

 在来線の利用状況は、青森駅の自動改札機の通過人数が1月は前年同月比96.8%、2月は93.5%だったが、3月1〜20日は63.9%となった。これは政府の一斉休校要請に伴う通学客の利用減少が主因だという。

 同支社は感染予防策として、駅員らのマスク着用や車内や駅構内の消毒、注意喚起の車内放送などを実施している。石田支社長は「修学旅行をキャンセルしても、秋以降に時期をずらしたいという学校がほとんど。新型コロナが終息したら、これまで以上に乗っていただきたい」と語った。