青森県八戸市の小林眞市長は26日の会見で、新型コロナウイルス感染者が受診した市内の3医療機関に勤める医師ら6人にPCR検査を行ったと明らかにした。1人は陰性と判明、残る5人は27日に結果が出る見込み。

 6人は、医師4人、看護師1人、受付担当1人。陰性が確認されたのは医師1人。県が市に派遣し、公衆衛生医学的なアドバイスを行っている災害時健康危機管理支援チームは、6人の感染リスクは極めて低く検査は不必要と判断したが、小林市長は「市民に安心してもらうため、県にお願いした」と明らかにした。

 感染者が訪れた医療機関4カ所のうち一つは防護服やゴーグルを使用して対応しており、県や市は感染の可能性はないとみている。感染者が帰宅時に利用したバスやタクシーについても、感染確率は限りなくゼロに近いと県の判断を受けたという。陽性反応があった1人が訪れた市立図書館も同様に、感染可能性は低いと県はみているが、市は27日から休館する。

 また、小林市長は新型コロナウイルスに関する国の対応について「入国管理が緩すぎるのではないか」と述べた。今回の八戸市のように、公共交通機関を利用して自宅に戻った後に症状が出た場合、対応に多くのマンパワーが必要であり、医療体制を含めて困難な状況となることもあり得るとし「入国した時点で何らかの隔離を」と強く要望した。