日本原燃・六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)の稼働へ向けた安全審査で、原子力規制委員会は26日、合格の前提となる補正申請書について、原燃に対し58カ所の修正を求めた。記載漏れが中心で、現段階で新たに審議が必要な論点はないもよう。原燃は、最終版となる補正書を「できるだけ速やかに出したい」と応じた。

 補正書は、規制委が取りまとめる実質的な合格証「審査書案」の下敷きとなる。原燃は今月13日に提出したが、規制委の審査チームは「不備の点が相当見受けられる」と指摘していた。

 26日に開いた設備分野の審査会合で、審査チームは重大事故対策を中心に修正が必要な箇所を列挙。これまでの会合で説明が終わった部分の記載漏れが多く、原燃に対し「確認をかなり丁寧にすることが極めて重要」(長谷川清光チーム長補佐)と注文を付けた。

 審査チームは原燃からの再提出を待つ一方で、審査書案の作成も進める。再処理工場が事実上の合格に至る時期は、再提出に要する時間に左右される−とみる一方で「大型連休前(の合格)は相当難しそう」(原子力規制庁幹部)との見方もある。