鶏肉生産加工で大手のプライフーズ(青森県八戸市、大江正彦社長)は、三沢市の細谷工業団地にある国産鶏肉のパッケージ工場を増築する。需要増加に対応するためで、既存の「細谷パッケージ工場」隣接地に投資額約30億円で新工場「細谷プロセスセンター」を整備、1割増産の体制を整え2021年2月完成、同3月の稼働を目指す。

 26日、同市三沢淋代平の現地で安全祈願祭が行われ、関係者ら約30人が工事の無事を祈った。

 プライフーズは、細谷工業団地に複数の工場を展開している。このうち、1988年操業開始の食鳥処理工場「細谷工場」(従業員約300人)では、鶏を処分し胸、もも、手羽元など部位ごとに分けて生産。処理能力は年間2千万羽と国内最大規模で、同社全体の半分以上を占める。

 今回増築するのは、細谷工場の後工程として、鶏肉をトレーに盛り付け包装、量販店向けに出荷する工場。現在は2003年操業開始の細谷パッケージ工場(従業員約80人)が4ライン体制で、北海道、東北、関東方面のイオングループ店舗向けに年間1千万パックを生産している。

 新工場は7ラインに増やし、年間1100万パックを生産。青森県から新採用する20人を含め従業員90人体制で操業する。工場棟(鉄骨2階建て延べ床面積7896平方メートル)と、食鳥処理工場に直結させる渡り廊下棟(2階建て延べ床面積約449平方メートル)を整備。新工場稼働後、細谷パッケージ工場は細谷工場の出荷スペースにする。

 安全祈願祭は施工者が主催。出席した大江社長は「フレッシュな鶏肉を消費者へ安心・安全においしく届ける」と述べた。