青森県は11日、県が管理する奥入瀬渓流の歩道で行った樹木の安全点検の結果をまとめた。子ノ口−焼山間の約14キロで伐採などの処理が必要な危険木は340本(速報値)に上った。県は環境省などから所定の許可を得た上で、夏以降に処理作業に入る。

 7〜11日の3日間にわたり調べた。県観光企画課によると、区間別の危険木は焼山−石ケ戸休憩所間が99本(昨年92本)、同休憩所−雲井の流れバス停間122本(同91本)、同バス停−子ノ口間119本(同63本)。

 このうち落枝の恐れがあり、枝の伐採が必要な木は251本、伐採が必要な立ち木は25本。継続監視が必要な木は18本だった。

 昨年の調査で確認された危険木は例年より少ない246本。今年は100本近く増えた形となったが、調査に当たった県樹木医会の斎藤嘉次雄事務局長は「太く、危険性のある枯れ木は毎年の管理で少なくなってきている」と話した。

 調査は2003年の落枝事故を契機に毎年続いている。昨年は県や環境省、林野庁、十和田市などが参加したが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、県と維持管理業者で行った。