青森県十和田市のNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(略称・おいけん)が、奥入瀬渓流の魅力と価値を四季の写真で紹介する「奥入瀬diary」と、渓流散策用の「野草ハンドブック 初夏〜秋の花」を出版した。現在インターネットを中心に販売している。

 「奥入瀬diary」は、おいけんが奥入瀬を自然美術館に見立てた3部作。2016年に自然観光資源の要素を網羅した「奥入瀬自然誌博物館」、遊歩道沿いの主要樹木分布図をまとめた「奥入瀬フィールドミュージアムガイドブック」(17年刊行)に続く最終編。約500枚の写真をメインに季節の移ろいが分かるようまとめた。

 野草ハンドブックは19年に出版した春〜初夏編の続編。「春寄り」「夏寄り」と多彩な花が芽吹く初夏を手厚く取り上げ、渓流沿いで観察できる67種を約350枚に上る写真を使って紹介している。

 おいけんのガイド・玉川えみ那さん(35)は「植物は芽吹きから枯れるまで一生のうちに違った表情を見せる。『奥入瀬diary』はいつどんな景色が見られるかを紹介する写真集の要素を持ち、遊び心のある文章で物語のように楽しめる一冊。ハンドブックは、複数の写真で植物の多様な表情を紹介している。専門用語を極力省き、読み物としてもお薦め」と話す。

 「奥入瀬diary」(税別2500円、A5判192ページ)と「野草ハンドブック」(同1400円、A6変形判128ページ)は、それぞれ700部を販売。おいけんのホームページ(https://www.oiken.org)から購入できる。十和田市観光物産センターなどでも取り扱っている。問い合わせはおいけん(電話0176-23-5866、メールinfo@oiken.org)へ。