八戸三社大祭の各山車組から成る「はちのへ山車振興会」は26日、今年の祭りに向けて展示用の伝統山車を3台制作すると明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、今年の祭りは神事のみで神社行列や山車運行は行われないが、祭りの起源から300年目という節目の年を少しでも盛り上げようと企画した。八戸まちなか広場「マチニワ」に7月31日から展示する予定。

 制作する山車は、昭和30年から40年ごろに多くみられたスタイルの「岩山車(いわだし)」や「波山車(なみだし)」。現在のような大型ではなく、幅、高さ3メートルほどになる予定。八戸市の法霊山〓(おがみ)神社、長者山新羅神社、神明宮の3神社それぞれの附祭(つけまつり)の山車組が協力して1台ずつ制作する。

 7月上旬からまつりんぐ広場で作り、マチニワに運んで組み立てる予定。

 同振興会の小笠原修会長は「制作や展示は感染対策をしながら行う。かつてのような伝統山車はむしろ今年しか作れない。300年目の節目ということもあり、市民の皆さんに楽しんでもらえれば」と語った。

 また、例年各組がお囃子(はやし)の練習を始める7月1日に合わせて、同日午後7時から同市六日町のいわとくパルコ前でお囃子を披露する。

 小笠原会長は「お囃子の音色で夏を感じる市民も多いだろう。音としての祭りも味わってほしい」と話した。お囃子の披露は2、3日も午後7時から行う。4日以降は随時となる。

※〓は雨かんむりと「龍」の間に「口」が横に三つ