財務省が26日発表した貿易統計によると、2019年産国産リンゴの5月の輸出量は前年同月比1%増の512トンだった。輸出金額は同12%増の2億1956万円。19年産は品質の良さなどから販売単価が高値で推移しており、5月単月の輸出金額としては過去最高となった。

 国産リンゴの輸出は9割が県産とされ、19年産は19年9月から20年8月が主な輸出期間となる。

 5月の輸出量を国・地域別にみると、香港が前年同月比3%減の426トン。台湾は新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の増加から同57%増の68トンだった。

 金額は香港が同8%増の1億7632万円、台湾が同69%増の3451万円だった。

 5月までの累計輸出量は、前年同期比2%減の3万1306トン。国・地域別では最大輸出先の台湾が同5%増の2万2489トン、デモの影響で消費が一時鈍った香港は同21%減の6759トンだった。

 県国際経済課によると、県産リンゴ輸出は最終盤を迎えており、台湾や香港ではリンゴ販売の中心が南半球産へ切り替わっているため、今後輸出量や金額が大きく伸びることはないという。