7月1日に全国デビューする青森県産サクランボ新品種「ジュノハート」と上位等級品「青森ハートビート」の収穫が、主産地の南部町などで始まっている。三戸町の園地では29日午前、ハートビートの収穫と出荷準備作業が行われ、生産者は鮮やかなルビー色に輝く大粒の「宝石」を丁寧にもぎ取り、専用の箱に詰めた。

 三戸町梅内地区の八戸農協さくらんぼ専門部部長・山田仁志さん(52)の園地では28日に収穫がスタート。29日も早朝から、丹精込めて栽培した実の中から、ハートビートの規格である4L(横径31ミリ以上34ミリ未満)と5L(同34ミリ以上)で、色も秀でたハート形の実を慎重に見極めながら収穫し、一粒ずつ化粧箱に収めていった。

 30日に八戸市中央卸売市場で行われる初競りに上場。7月1日には伊勢丹新宿本店(東京)の店頭に並ぶ。

 山田さんは「天候不良もあり生育は3〜4日ほど遅れているが、何とか間に合った」とほっとした表情。「いよいよ全国デビュー。日本を代表するサクランボの品種の一つとして地位を確立したい」と期待を込めた。試食した松尾和彦町長は「一粒一粒が宝石のよう。甘くておいしい」と話した。