ハート形で大玉の県産サクランボの新品種「ジュノハート」と、粒が大きい上位等級品「青森ハートビート」の今年の初競りが30日朝、八戸市中央卸売市場で行われ、ハートビートは1箱(15粒入り)30万円の最高値を付けた。1粒2万円と、昨年の倍のご祝儀価格となった。青森県の新たなブランド産品として7月1日に全国デビューする。

 30日は、三戸町の山田仁志さんら同町と南部町の生産者3人が栽培したハートビートの箱詰め(15粒入り)13箱、ジュノハートの箱詰め(同)23箱、ジュノハート100グラム入り15パックが競りにかけられた。

 競りの結果、箱詰めのハートビートは3万〜30万円、ジュノハートは箱詰めが2万5千〜4万5千円、パックは1万4千円。最高値で競り落とした青果仲卸業「長塚青果」(本社千葉市)の梅田信弘八戸支店長は「生産者を元気づけたい気持ちもあり、いくらでも買うつもりだった。色、つや、大きさ全てよく、競り落とせてうれしい」と満足げだった。

 初競りセレモニーで三村申吾知事は「いよいよ全国デビュー。生産者の皆さんに感謝して、ジュノハートを全国、世界に発信していきたい」と述べた。

 ジュノハートは県と県産業技術センターりんご研究所県南果樹部が開発し、2013年に品種登録。19年に県内販売が始まった。粒が大きく、ハート形で鮮やかなルビー色をしており、甘みが強いのが特徴。今年の収穫量は前年産の倍近い600キロ程度を見込んでいる。

 県外では7月1日から東京、2日から大阪の百貨店に並ぶ予定。県内ではスーパーや百貨店で取り扱いが始まり、ハートビートは3日から、さくら野青森本店、中三弘前店、八戸市の三春屋で販売される。