新型コロナウイルスの影響で、青森県の第三セクター・青い森鉄道(本社・青森市)の旅客運輸収入が4月期は前年同月比47.4%の5805万円、5月期は同41.9%の5257万円と、落ち込みが続いたことが29日、同社への取材で分かった。

 同社は同市のアスパムで開いた定時株主総会で、需要動向について、県をまたぐ移動の全面解禁などにより「5月を『底』に徐々に上向きとなる兆しもみられる」と報告した。感染防止対策として、今月26日から、朝のラッシュ時に列車の窓を開け、換気していることも報告した。

 千葉耕悦社長は会見で「コロナウイルスの影響が続いている。今後、タイミングを見て、国や県と連携しながら、企画乗車券の発売などで観光客取り込みを図っていきたい」とした。

 株主総会では19年度事業報告を行ったほか、任期満了を迎えた千葉氏ら取締役12人全員を再任。総会後の取締役会で代表取締役社長に千葉氏を再任した。