八戸みなと漁協(青森県八戸市、岡沼明見組合長)は29日、通常総会を開き、2019年度業務報告書などを承認した。老朽化しているアワビ、ウニなどの種苗施設は今年12月末をめどに停止し、今後は指導、購買や魚介類直売所「浜市場 みなとっと」の運営などを柱に事業を行うことなどが報告された。

 主力の卸売事業は3年連続で急激な落ち込みとなり、6月20日で同事業を廃止した。

 19年度の収支は、売上高に当たる事業総取扱高が47億6200万円(前年度比16%減)。本業のもうけを示す事業損益は6557万円の赤字、事業外収益を加えた経常損益は4220万円の赤字だった。当期剰余金はマイナス5015万円でマイナスは2年連続。

 卸売事業は取扱数量が1万3969トン(同40%減)、金額は41億4064万円(同17%減)。北大西洋でのアカイカ漁は好調だった一方、スルメイカやサバの不漁で数量・金額ともに落ち込んだ。

 新型コロナウイルスの影響で、総会は書面による決議に切り替えて実施した。