新型コロナウイルスによる外出自粛要請の影響を探るため、国土交通省東北地方整備局は29日、管内主要国道の交通量について、4月のゴールデンウイーク(GW)前から6月下旬までの前年比較をまとめた。青森、秋田県境の大館市の矢立峠付近では、4月29日(祝日・昭和の日)に前年比24%の3千台と大幅に減少していたが、6月3週目土・日曜日の平均で同92%の6700台となり回復傾向にある。

 4月29日の矢立峠の交通量減少は、弘前さくらまつりの中止などで観光客の通行が大きく減少したことによるとみられる。

 青森、岩手県境の洋野町種市地区では、4月29日に前年比57%の7300台だったが、6月3週目土・日曜日の平均は同96%の1万900台に回復した。

 同整備局は、県境や県庁所在地にある自動観測装置を使い、4月下旬から、県をまたぐ移動が全面解禁となった6月下旬までの期間の交通量を、休日と平日に分けて抽出し、前年比較をまとめた。

 管内では、「県境の休日」が4月29日に前年比15〜64%と落ち込みが激しかったが、6月3週目の土・日曜日は同86〜114%と回復。「県境の平日」のGW前は同53〜85%だったが、6月4週目には同88〜103%まで回復した。都市部でも同様の回復傾向がみられるという。