青森市は6月29日、同市の沖館市民センターで、段ボールベッドやパーティション(間仕切り)を活用した避難所での新型コロナウイルスなどの感染症対策を確認した。

 市は、災害時に避難所でのコロナの感染拡大を防ぐため、防災活動拠点施設となっている市内の避難所60カ所に、段ボール製のベッドとパーティションそれぞれ35セットと、救護用テント2セットの設置を進めている。関連事業費は2668万円。

 段ボールベッドをパーティションで囲って各世帯のスペースをつくることで、ほかの避難者との密接を避けられる、床にもウイルスが付着しているため、直接布団を敷くよりも衛生的−などの利点がある。

 避難所の開設時は、避難者や市職員らが協力して段ボールベッドとパーティションを組み立てる。市危機管理課によると、どちらも簡単に組み立てることができ、慣れていない人でも10分ほどで組み立てられるという。

 段ボールベッドとパーティションは、使う人数に合わせて組み合わせることで、さまざまな広さにできる。この日は、2〜3人用や4〜5人用などの広さの段ボールパーティションで区切ったスペースを用意した。

 牧野豊危機管理監の案内で避難所を視察した小野寺晃彦市長は「どこに避難してもコロナに感染しにくいことは、市民の安心につながる」と話した。