青森県弘前市の桜田宏市長は30日の定例記者会見で、市の道路除排雪業務を行う作業員らが新型コロナウイルスに感染した場合を想定し、作業が滞り市内の交通がまひしないよう、優先的に除排雪する路線をあらかじめ選定する考えを明らかにした。

 市の除排雪区間は、幹線と生活道路を合わせて約千キロメートル。毎年70〜80社が業務を受託し、約200台の除雪車が稼働している。

 市はオペレーターや市担当職員が新型コロナウイルスに感染した場合、濃厚接触者を含めた人数が作業できなくなり、除雪車の出動台数も減ると想定。交通量のほか、通学路かどうか、などの観点から除排雪の優先度を決める。直営除雪や業者とのやりとりを担う市道路維持課は、勤務場所の分散も検討する。対応は秋までに固めるという。

 桜田市長は会見で「市民生活と経済活動への影響を最小限にとどめるべくリスク管理する」と語った。また桜田市長は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため弘前ねぷたまつりが中止となる一方で、独自にねぷた運行を計画している町会があることに関し「期日を定めてねぷたを運行する場合、観覧者が密な状態になることを心配している。市としてはできれば(運行を)自粛していただきたい」と述べ、市の方針に理解を求めた。