青森県むつ市のご当地グルメ・大湊海自カレーに、海上自衛隊大湊基地に昨年配備された護衛艦「しらぬい」のカレーが仲間入りする。普及会が6月22日、提供店の「万八らーめん下北店」で審査会を開き、認定を受けた。7月17日から金曜、土曜に販売する。新たな部隊の味が加わるのは、大湊海自カレー提供開始以来初めて。

 同店で提供するしらぬいカレーは、肉を使っていない。キャベツ、タマネギ、ニンジンなどの野菜でだしを取り、さらにペースト状にしてカレーに仕込む。ご飯はサフランで色付けし、薄焼き卵で巻いて、旬の野菜を添える。副菜と杏仁(あんにん)豆腐、牛乳が付く。1食1300円(税込み)で、提供は1日10食。

 しらぬいは、海自大湊基地の35年ぶりの新造艦として、2019年3月に配備された。審査会でカレーを試食した高須賀政信艦長は「野菜の優しい味わいがよく再現され、喜んでもらえる味になっている。多くの人に食べてほしい」と話した。万八らーめん下北店の杉本幸司店長は「海自カレーを通じて、護衛艦や海上自衛隊のことを知ってもらう懸け橋のようになれたら」と語った。

 海上自衛隊には、外の景色が変わらない海上勤務でも曜日感覚が保てるよう、毎週金曜日にカレーを食べる習慣がある。大湊海自カレーは、むつ市やむつ商工会議所などでつくる普及会が海自大湊と協力して、17年から市内飲食店で提供している。