新型コロナウイルス感染拡大防止のため休業していた青森県五所川原市金木町の太宰治記念館「斜陽館」と津軽三味線会館が1日、約2カ月半ぶりに営業を再開する。6月30日は従業員たちが、新型コロナ対策を念頭に再開準備を進めた。

 両施設は市や市教委が4月15日から休館措置を講じた。当初は5月10日までだったが、6月いっぱいまで期間を延長した。

 30日は、市から指定管理委託を受けているNPO法人かなぎ元気倶楽部のメンバーが、三味線会館でソーシャルディスタンス(社会的距離)に配慮した受け入れ作業に取り組んだ。出入り口には他者との距離を空けるように立ち位置を示したマークを貼ったり、三味線演奏会場の客席を従来の4分の1の約50席に減らしてゆとりをもたせたりと、「3密」を回避。このほか入館者にはマスク着用、検温への協力を求める。

 同倶楽部の斎藤真紀子マネジャーは「コロナに対応した新しい観覧スタイルでの営業に不安もあるが、お客さまには三味線の力強い演奏を聞き、元気を取り戻してもらいたい」と話している。