新型コロナウイルス感染の疑いがある人に対し、青森市が独自にPCR検査を行う「検査センター」が30日、開設1週間を迎えた。発熱やせきなどがある場合の診察に特化した「地域外来」(市急病センター)が検査の必要性を判断し、検査センターにつなげる流れが定着しつつあるが、コロナと関係のない症状で受診する子どもも多いという。市は「子どもの急な発熱などの場合、まずは帰国者・接触者相談センターか、かかりつけの小児科医に相談して」と呼び掛けている。

 市保健予防課によると、検査センターでは23日の開設初日から毎日検体の採取が行われている。30日からは市ホームページで検査数などが一部公表されており、直近の28日時点では、地域外来を受診した27人のうち、計10人分の検査を実施(全て陰性)。混乱やトラブルはなく、市は「順調な滑り出し」と説明する。

 一方、地域外来や検査センターに医師を派遣する青森市医師会の近藤博満副会長は、検査数について「夏場だからなのか、意外と少ない」との見方。現時点では1日当たり約40件の検査に対応するため、医師2人態勢としていることに触れ「夏は1人に減らし、秋以降2人に戻すことも検討したい」との考えを示した。

 また、小児科特有の症状で受診した子どものうち、現時点では一人もPCR検査に回っていないことを明らかにした上で「地域外来での感染拡大を防ぐためにも、受診についてはもっと周知が必要。冬になって、子どもの受診がさらに増えるようだと、小児科用の外来を検討しなければいけない」と語った。