新型コロナウイルス対策で5月12日から全便運休となっていた三沢空港の民間航空便の運航が1日、51日ぶりに再開した。午後2時10分、日本航空の羽田空港発の便がビジネス客らを乗せ到着。青森県や三沢空港振興会などの関係者が横断幕を掲げ、再開第1便の乗客を出迎えた。

 到着した機材はボーイング737−800型(165席)。利用客は羽田発が69人、折り返しの三沢発が54人。到着便の乗客は、MISAWAクイーンの福島未来(ゆめ)さんから県産リンゴジュースや三沢空港をPRするファイルなどの記念品を受け取った。

 東京在住の男性会社員(61)は「コロナ感染の拡大前は、飛行機で移動していたが、運休期間は新幹線を使っていた。時間短縮の面からも元に戻ってほしい」と話し、三沢発の便に乗り込んだ。

 再開したのは東京(羽田)線1往復のみだが、17日からは札幌(丘珠)線の運航が再開される。従来は東京線が1日3往復、大阪(伊丹)線が1往復、札幌線は1往復(繁忙期は2往復)が運航していた。

 三沢空港は、羽田空港国内線の発着枠を地方空港に割り当てる「政策コンテスト」でトライアル枠を獲得。10月25日から2年間、約18年ぶりに1日4往復運航が可能となった。日本航空青森支店の安井勝一支店長は「スタッフは飛行機が来なくてつらい思いをしてきたが、利用客の笑顔を見ると士気が上がる。需要動向を踏まえながら少しでも早く従来の態勢に戻し、さらに東京線4往復化に対応していきたい」と語った。

 空港ターミナルビルでは、臨時休業していた売店とレストランが午後1〜3時の短縮営業ながら再開した。出発ロビーには、市から貸与を受けた体表温度測定装置が導入されたほか、窓口カウンターや売店には透明カーテンが設置された。