12万部突破のベストセラーとなった、アレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。「アレックスの姿は、『答え』を探し求めていた自分の学生時代と重なります」と語るのは、「NEXTWEEKEND」を主宰するライフスタイルプロデューサーの村上萌さん。大学在学中からひたすら企画書を作り続けて人に会いにゆき、やがて起業家としての道を切り拓いた村上さんは、『サードドア』から何を読み解いたのか。

「答えはある」が原動力になる

『サードドア』の著者で主人公のアレックス・バナヤンは、「どこかに答えがある」と強く思い込んで、がむしゃらに走り続けている人ですよね。何度断られても、しつこくいろんな成功者にインタビューを申し込みに行きますが、その粘り強さは「この人に会えば答えがある」という思い込みからくるものです。その姿が私自身の学生時代と重なりました。

アレックスと同じ大学生だった頃、私は図書館でひたすら企画書を作り続けては、それをプレゼンする相手を探し、「この人だ」と思った人にすぐに会いに行くということを繰り返していました。当時は会う人会う人が「答え」であるかのように見えていたんです。

振り返ればむちゃくちゃだなと思いますし、いまとなっては「答えなんてどこにもないのが答えなんだ」と考えるようになりました。けれど、当時の自分の心境を思えば、「必ずどこかに答えがある!」という思い込みがあったからこそ、パワーを出せていたという部分があります。たとえ失敗しても、諦めない気持ちになり、走り続けられるんです。

悩める若い人には、つい「答えなんてないよ」と諭してしまいがちですが、本当は、若い人ほど「どこかに答えがあるんだ」と思うことが大切なんだと『サードドア』を読んで気づかされました。