メンタルコーチングをした星稜高校野球部を甲子園決勝へ導いたほか、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダルを獲得するなど、メンタルコーチとしてビジネスとスポーツの実績をあげている飯山晄朗氏。『超メンタルアップ10秒習慣』の著者でもある同氏が、人との付き合いをもっと楽にするコツについて解説します。

人間関係で悩んでいる人の「勘違い」

「前向きに相手と接するようにしなければ」「上司や部下に気に入ってもらわなければ」。そう思えば思うほど、実際にそうなれない自分とのギャップに苦しみ、ますますネガティブに陥ってしまうこと、ありませんか。

メンタルコーチとしてさまざまな方から、人間関係に関するご相談を受けます。ご相談者の中には誠実な印象を受ける方も多数いて、「なぜこの人が悩まないとダメなんだ……」と思うこともしばしば。ただし、多くの方がお悩みを解決するために、ある勘違いをしています。それは、人間関係をよくしようと思って「気持ちを変えよう」「相手を好きになってみよう」としていることです。

メンタルコーチとして確信しているのは、心を変えるには、「心そのものを変えようとするのではなく、言葉や行動を変えることが重要」と言うことです。実は、大脳生理学的に言えば「入力(思い・気持ち)よりも出力(言葉・動作)をより強く記憶する」という法則があるのです。とにかく入力(思い・気持ち)を変えようと頑張って苦しむことが多くあります。そんなときは、言葉や行動を変えてみていただきたいのです。

私は、この脳の法則を利用して、言葉や動作を使って感情をコントロールする方法を伝えています。とはいえ、行動に移すなんてハードルが高いと思う方もいらっしゃるでしょう。

今回、ご紹介するのは「小さな習慣」です。小さなことながら、トップアスリートや一流経営者にもお伝えしている効果のある実用的な方法でもあります。簡単なのにすぐに実践できることを4つご紹介しますので、自分が気に入ったものがあればぜひ試してみてください。