新型コロナウィルスの影響でテレワークが導入され、「コロナ離婚」が取り沙汰される今日この頃。思ってもみなかったタイミングで、家族との関係はもちろん、会社、取引先との人間関係を見直すことになっている方々も多いのではないでしょうか。

『話を聞かない男、地図が読めない女』をはじめ、その著書が世界で3000万部を超えるコミュニケーションの専門家であるアラン&バーバラ・ピーズ。彼らはその最新刊『他人とうまくやっていく』の中でコロナ危機にも参考になる人間関係のルール28を示してくれています。本書を一部抜粋のうえ、再編集してお届けします。

妻が離婚を切り出す最大の理由とは?

まずここでクイズです。女性がパートナーとの長期の関係に見切りをつける最大の理由とは何でしょう?

(A) 浮気
(B) パワハラ
(C) 感謝の欠如

身に覚えがある方が多いのではないでしょうか? 解答は(C)の「感謝の欠如」です。

結婚に関する研究では女性が長期の関係に見切りをつける主な理由は裏切りや虐待、夫のパワハラなどではなく感謝の欠如であるという結果が出ています。

実はこれは、人間関係を構築するうえで大きなカギとなる3大要素のうちの1つである人間の本能的な欲求に基づいています。それは「『自分は重要な人間だ』と思いたい」というもの、

「人間の本性が最も切実に求めているものは、自分が重要な人間であると実感することであり、感謝されることだ」と有名なアメリカの政治家トーマス・デューイも言っています。

この欲求は人間の内側から絶えず湧き上がる最も強い衝動であり、人間を動物と分かつ特徴となっているのです。このような衝動があるからこそ、人はブランドの服を身に付けたい、高級車に乗りたい、立派な肩書が欲しい、子どもを自慢したいなどと考えるのです。

認められたい、自分が重要な存在だと実感したい、感謝されたいという思いはどこにでも顔を出すオールラウンドな欲求なのです。ですから相手に、「自分は重要な人間なのだ」と思わせることができる人ほど、相手からポジティブな反応を引き出すことができるのです。

どんな女性もパートナーに「君は重要だ」と思ってほしいというわけです。