ヒアリ騒動で沸いた「アリ殺虫剤特需」の実情 アリキンチョール、アリの巣コロリなど波及

ヒアリ騒動で沸いた「アリ殺虫剤特需」の実情 アリキンチョール、アリの巣コロリなど波及

今年6月に兵庫県尼崎市でヒアリが見つかった。日本国内では初めてのことで、それ以降、愛知県や大阪、東京、福岡など全国で発見事例が報告されている。

厚生労働省健康局がん・疾病対策課が各都道府県衛生主管部(局)宛てに6月23日付で事務連絡した「ヒアリに刺された場合の留意事項について」によれば、ヒアリとは南米原産で体長2.5〜6mm程度、主に赤茶色の体色を持った有毒のアリだ。世界では北米や中国、フィリピン、台湾などにも外来生物として侵入・定着しており、世界各地で大きな問題となっている。

ヒアリは極めて攻撃性が強いとされており、刺されるとその毒によって熱感を伴う激痛に加えて、水疱状に腫れる。アレルギー反応を引き起こしたり、局所的あるいは全身にかゆみを伴う発疹(じんましん)が出る例があるほか、欧米では命にかかわるようなケースもあったりするという。

アリ駆除用殺虫剤の販売が急増

幸いなことにまだ日本で、命にかかわるような深刻な被害が出たという事例は報告されていないが、ヒアリに刺されて体調を悪化させた人の話はニュースでちらほらと見掛ける。これを受けてにわかに活況を呈しているのがアリ駆除用の殺虫剤だ。ヒアリ騒動を受けて販売が急増しているのだ。

代表的な「アリキンチョール」(大日本除虫菊)、「アリの巣コロリ」(アース製薬)で見てみよう。5000万人規模の消費者購買情報を基にした全国標準データベース「True Data」を使って、主要な全国のスーパーマーケットのPOSデータを商品ごとに調べてみた。100万人がスーパーマーケットに入店したとして、その100万人単位でアリの殺虫剤を購入した点数だ。

アリキンチョールの場合、今年5月まで100万人当たりの購入点数が1週間当たり2〜5点で推移していたのに対し、6月以降は同10点以上に急増。7月18日からの1週間では同40点程度に急増した。

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