夏のボーナスでダメ投信や保険は絶対買うな いまや金融マンは腹ぺこで危険なオオカミだ

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銀行ビジネスは行き詰まっている

6月21日(木)の『日本経済新聞』(朝刊)に気になる記事が2つあった。まず、「カードローン メガ銀の火種」と見出しが付いた記事で、メガバンクのカードローン保証会社の貸倒費用が増加していることを報じたものだ。

ローンの保証を行っているノンバンク大手3社の貸倒関連費用が2017年度に約1400億円(前年度比13%増)になり、6年ぶりの高水準になったという。

銀行のカードローンは、多くの場合資本関係のあるノンバンクに保証させているが、ノンバンクは消費者金融を専門とする会社だ。近年「サラ金」(サラリーマン向けの金融会社という意味だろう。なぜNGワードになったのか、理由はわからない)という言葉が使われなくなったが、端的に言って、銀行が窓口になってサラ金をやっているのが、銀行のカードローンだ。銀行のカードローンは、2%〜14%と高い金利水準の融資であり銀行の収益を下支えして来たが、すでに消費者金融会社の融資残高を抜いて増加している。

実は、銀行のカードローンは、債務者の「年間所得の3分の1まで」とされる、消費者金融会社を封じ込めると共に債務者の多重債務問題を軽減するための規制の対象外である。筆者は、倫理的な問題の方が先に問題になるのではないかと思っていたが、すでに過去の融資の焦げ付きが問題になり始めたとは深刻だ。

銀行のビジネスについては、例のシェアハウス「かぼちゃの馬車」向けの不正融資事件を起こしたスルガ銀行に代表されるような、貸家向けのローンの不良化が心配されるところでもあり、不良債権問題としての規模はたぶんこちらのほうが大きいだろう。

加えて、日経新聞で気になった記事は、「10年債値付かず、もう5回」という国債市場を報じた記事で、日銀による大量の国債買い入れと、10年債金利の固定政策の影響で、長期国債の取引が停滞しているという記事だ。銀行にとっては、長期金利のゼロ%固定は貸出金利の低下によって資金利鞘を縮小(というよりもほぼ消失)させる原因であるとともに、有価証券運用の利回りを低下させて収益を圧迫する要因だ。


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