『すみません、金利ってなんですか?』の著者で元国税専門官の小林義崇氏が、何年経っても意外と知らない「給料から引かれるお金」の基礎について解説します。

給料をもらうと同時に「住民税」や「所得税」といった税金や社会保険料が引かれますが、その仕組みを正しく理解している人はどれくらいいるでしょうか? 経理から説明があるとしても「初任給をもらうときの1回だけ」となると、その1回で理解するのは意外と難しいもの。

なかでも、「源泉徴収」は、必ず聞くのに意外と意味を知らない代表的な用語ではないでしょうか。

「源泉徴収」とは何か?

源泉徴収という言葉を知らなくても、「徴収」とつくくらいなので何かが取られている、という感覚はあるかもしれません。

これは厳密には「会社などの組織が税務署の代わりに、従業員にかかる税金をあらかじめ毎月引いておく」こと。ここでいう源泉とは「お金が発生するところ」という意味で、つまり「税金が発生するタイミングで引いておきますよ」という意味になります。