JR東京駅に8月、2つのエキナカ施設が相次いで誕生した。8月3日、改札内北側エリアにJR東日本グループが手がける「グランスタ東京」が開業。さらにその2日後の8月5日には、八重洲北口付近にJR東海の子会社による専門店街「東京ギフトパレット」が誕生した。

どちらも駅にいることを忘れてしまうほど多彩な店舗が並ぶが、一方では鉄道ファンにはたまらない、駅ならではの“鉄分”が豊富にあることが共通点になっている。

食堂車風のレストランも

グランスタ東京は、丸の内側の「グランスタ丸の内」や八重洲側の「グランルーフ」といった改札外の商業施設と同様、JR東日本グループの鉄道会館が運営する。東京駅北通路周辺整備によって生まれたスペースを活用した。今回新たに66店舗が出店し、既存店舗と合わせると153店舗にもなる。北地下自由通路にはIC専用の新改札口「グランスタ北地下口」を新設した。

食堂車の車内のような店舗の内部(筆者撮影)

数多くの店舗のなかでも目を引くのは食堂車を再現した「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」だ。エントランスにはかつて活躍した食堂車のメニューや、上野―札幌間を結んだ寝台特急「北斗星」「カシオペア」で使われていた食器などが飾られている。

食堂車全盛期に思いをはせながら店内へと進むと、まるで食堂車がホームに停まっているかのような内装が目に飛び込む。 “車端部”はかつての一等展望客車のようなデザインで、テールランプが光る凝った造りに。以前東京駅には同じく食堂車風のレストラン「日本食堂」があったが、当時は27席。今回は80席近くになり、格段にスケールアップした印象だ。