JR東日本がかねて表明していた2021年春ダイヤ改正時における終電時刻の繰り上げについて、都心から郊外に向けた終電繰り上げの概要が10月21日に発表された。山手線、京浜東北線など17線区において最大で37分程度、今よりも終電の時刻が早くなる。

終電の繰り上げが行われない区間もある。たとえば、山手線の外回りは16〜19分程度繰り上がるが、内回りは池袋発大崎行きの終電が現行の0時51分発から20分程度早くなる一方、品川・東京・上野などの終電はほぼ現行どおりの予定だ。

混雑による「3密」に配慮し、一部の線区で終電前に列車を増発したり、金曜日などに終電前に臨時列車を運行したりすることもあるという。今回発表されたのは都心から郊外に向けた列車についてだが、郊外から都心に向かう列車の終電繰り上げも同様に行われる。また、具体的な実施日や詳細時刻は12月に改めて発表される。

繰り上げ後の山手線終電に乗り継げるか

多くの線区で終電繰り上げを行うことから、JR線同士の乗り継ぎについてはある程度考慮されているはずだ。

では、JR線と、大手私鉄などJR以外の路線との乗り継ぎはどうだろうか。JRから乗り継ぐ場合、JRの終電が繰り上げられても、乗り継ぐ路線のダイヤが現状のままなら乗り遅れることはなく、むしろ余裕が生まれるともいえる。

心配なのは、これらの路線からJR線への乗り継ぎだ。JRの終電繰り上げで、来春以降は乗り継ぎができなくなるといった事態も起こりうる。

現在、大手私鉄などJR以外の路線からJRへの最終電車同士の接続状況はどうなっているのか、そして今後はどうなるのか、山手線の主なターミナル駅を例に検証してみた。終電時刻に郊外から都心に出て山手線に乗り継ぐという人はあまりいないだろうが、地下鉄など都心に近い駅から山手線に乗り継ぎたいという人はそれなりにいそうだ。