新日本プロレス、「外国人新社長」が抱く野望 集大成として「プロレス」を選んだ理由とは

新日本プロレス、「外国人新社長」が抱く野望 集大成として「プロレス」を選んだ理由とは

プロレスファンにとって、1年で最も”熱い”季節がやってきた――。

7月14日、新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス28」が東京の大田区総合体育館で開幕した。G1は最強のシングルレスラー決定戦で、1カ月間に渡って日本各地で試合が行われる。昨日の開幕戦から、激しい戦いが繰り広げられた。そんな熱戦からさかのぼること約1カ月前、あるオランダ人男性が新日本プロレス大阪城ホール大会のリングに上がった。ハロルド・ジョージ・メイ氏(54)。今年5月に新日本プロレスの社長兼CEOに就任した人物だ。

メイ氏は異色の経歴の持ち主だ。幼少期に日本に住んだ経験を持ち、日本コカ・コーラ副社長やタカラトミー社長を務めた。タカラトミー時代には国内事業のテコ入れや、現地任せだった海外の経営管理を、日本で直接行う体制に変更するなど手腕を発揮。低迷していた同社の業績はV字回復した。

そんなメイ氏が「改革の道筋をつけ、自分の役割が達成できた」としてタカラトミーの社長を辞任したのは昨年末のこと。去就が注目されていたが、次なる戦いの場として選んだのが新日本プロレスだった。なぜ、プロレス業界に足を踏み入れたのか。今後の新日本プロレスの成長戦略も含め、社長就任まもないメイ氏に聞いた。

悩みに悩んだ社長就任

――新日本プロレスの社長就任が発表されたときは驚きました。どのような経緯で社長を務めることになったのですか。

昨年11月にタカラトミーの社長を辞任することが発表されました。その後、以前から交流があった新日本プロレスの木谷(高明)オーナーから1本の電話がかかってきました。「メイさん、新日本プロレスの社長をやってくれませんか」と。私が新日本プロレスを昔から好きだったということを木谷さんはわかっていたし、彼とは波長も合っていました。

6月の大阪大会で初めてファンの前であいさつをしたメイ社長。「僕はプロレスが大好きです。大好きな新日本のために、すべてをささげてがんばります」と語った(写真:新日本プロレス)©新日本プロレス

――ということは、社長就任をすんなり了解したということですか?

正直、引き受けるまですごく悩みました。というのも、1人の観客として新日本プロレスのよさは理解していました。ですが、経営者として新日本プロレスの中に入ると、さまざまな課題や難しさが見えてしまいます。大好きなプロレスだからこそ、かかわらないほうがいいのではと思いました。

それでも悩んだ末にこの仕事をしようと決断したのは、「プロレスを助けたい」という気持ちが大きかったことです。新日本プロレスという、すばらしいコンテンツをもっと広げていきたい。私は外国人のマインドを持っている一方、日本人のマインドも持っています。いくつかの企業でキャリアも積んできました。これまでの経験が生かせると思い、キャリアの集大成として、新日本プロレスの社長を引き受けることにしました。


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