貯金1億円の「高年収男性」がフラれ続ける理由 強すぎるこだわりは結婚の障害に

貯金1億円の「高年収男性」がフラれ続ける理由 強すぎるこだわりは結婚の障害に

結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。

今回は、結婚生活や相手に対するこだわりが強すぎる人が婚活をするとどんなことが起きるのかを考えてみます。結果的に結婚できた人と、できていない人。その差はどこにあるのでしょうか。

そもそも、婚活はある程度の「こだわり」はあったほうが決まりやすいと言えます。こだわりがあるということは、自分が求める理想の結婚像が明確になっているということだからです。

しかし、あまりに自分勝手で無謀なこだわりがいくつもあるとなると、それは現実離れした単なる“妄想”にすぎません。そんなこだわりにかなう相手がどこにいるのでしょうか。結婚は遠のくばかりです。

婚活市場で“好条件”なのに結婚できない

50代男性のAさん。開業医で収入が高く、外見もダンディーで清潔感がある。性格も明るくてよく話し、頭の回転がものすごくいい。平日は勤務するクリニック近くのマンションで暮らし、週末は郊外にある豪邸に帰り、園芸や楽器などの趣味を楽しんでいます。

結婚歴があり子どもにも恵まれましたが、妻の両親とクリニック経営をめぐってもめたために離婚。それから10年以上経ち、今後のことを考えた末、「もう1度結婚したい」と言って結婚相談所に入会しました。

婚活市場においてかなり“条件がいい”男性ですが、致命的な問題がありました。

こだわりが多すぎたのです。Aさんが希望する女性は、知性があって自立していて芯が強く、自然が好きで、結婚歴がなく、子どもを希望しない人。そして、年収は1000万円以上。さらに、平日はあまり関わられたくないので別居婚を強く希望していました。弊社に来る前に半年ほど別の相談所に入っていたそうですが、あまりにこだわりが多すぎて3人しかお見合いをしなかったそうです。

そこで私は、希望条件を1つずつ挙げて「その条件、本当に必要ですか」と確認し、話を聞きながら「こうしたらどうですか」「この場合ならどうですか」と提案し続けました。そうしていくうちに凝り固まっていたものが少しずつ解け、「これもありですね」と柔軟な考えに変わっていきました。ただ、どうしても譲れなかったことが、平日の別居でした。


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