クルマの給油、満タンにすべき? 燃費考え必要量のみ給油、どちらがおトク?

クルマの給油、満タンにすべき? 燃費考え必要量のみ給油、どちらがおトク?

クルマに給油する際、必要なぶんだけ給油するのと満タンにするのと、どちらによりメリットがあるのでしょうか。

満タン派、約6割

 クルマに給油するとき、満タンにするのとしないのと、どちらが良いのでしょうか。

 コインパーキング「タイムズ24」などを運営するパーク24が、2017年4月7日に公表したアンケート結果によると、約6割の人が満タンで給油するといいます。逆にいえば、約4割の人は満タンにしません。

 満タンで給油しない理由について、「目的に応じて動かす分だけ」「お財布と相談して」などのほか、「燃費を良くする」ことも考えられます。

 F1などカーレースにおいては燃料の量、つまりクルマの重さが、タイム差として如実に現れます。コンマ数秒を競うわけではない普通の乗用車で、この「燃料の重さ」を実感することは、なかなか難しいかもしれません。しかし、たとえば自動車用ガソリンの重さが1Lあたり約750gとすると(石油連盟「換算係数一覧」より算出)、30Lでおよそ22.5kgになり、おおむね小学1年生から2年生男子の平均体重と同程度になります(総務省統計局「学校保健統計調査」2016年度版より)。

 基本的に、クルマが軽くなると燃費は向上します。ただちに必要ではないガソリンが30L、燃料タンクにあると、後部座席に男の子をひとり乗せているのと同じこと。つまり満タン状態は、燃費にとって良い状況ではないと考えられるのです。

 ただ、満タンの燃料の重さは「気にするほどのものではない」という見方もあります。フジドライビングスクールの田中さんは、「昔から時々、そうした『必要なだけ給油したほうが経済的』という声は耳にしますが、果たして目に見えるほど燃費に反映されるかどうかは疑問」といいます。

 加えて、約6割もの人がそうするように、「遠いガソリンスタンドまで行く燃料費を考えると満タンのほうが最終的におトク」「給油の手間がはぶける」「残燃料の心配が減る」など、満タンにすることによるメリットも考えられます。

結局満タンが正解なのか?

「緊急事態に対する備え」という点でも、満タン給油は意味があるかもしれません。日本は災害の多い国。東日本大震災が発生したとき、給油のためガソリンスタンドには大行列もできました。そうした事態に備え、常に満タンにしておくのも、ひとつの手でしょう。またトヨタ「プリウスPHV」や三菱「アウトランダーPHEV」など、ガソリンで発電も可能な車種においては、満タンにしておく意味はさらに大きいといえるでしょう。

 満タンにするかしないか、どちらにもメリットは考えられます。2017年4月現在においては満タン派がやや優勢のようですが、今後、クルマの進化や社会情勢により、状況は変わってくるかもしれません。

 ちなみにこのアンケートでは、「満タン指定」は60代以上が73%、20代以下が58%と、年齢が上がるほど「満タン」にするという結果が出ています。前出の田中さんによると、「燃料タンクが満タンでないと、タンク内の空気が結露し燃料に水分が混ざるのでよくない、という説があり、昔はガソリンスタンドで水抜き剤をよく勧められたものです」とのことで、もしかするとそうした説が数字に影響していることも考えられます。

 なお、実際のところ水抜き剤が必要かどうかについて田中さんは、「最近あまり聞かなくなりましたね」といいます。燃料の重さと同様、気にするほどのことではないのかもしれません。

【グラフ】金額別では3000円以下が最多

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