大井川鐵道のC11形190号機「門デフ」バージョンに 営業運転15周年で

大井川鐵道のC11形190号機「門デフ」バージョンに 営業運転15周年で

大井川鐵道が、営業運転開始15周年を迎えるC11形蒸気機関車190号機の除煙板(デフレクター)を「門デフ」タイプに変更しました。

「九州仕様」に変身

 静岡県内の大井川沿いを走る大井川鐵道は2018年7月9日(月)、C11形蒸気機関車190号機が同社で営業運転を開始して15周年を迎えるのにあわせ、除煙板(デフレクター)を「門デフ」タイプに変更したと発表しました。

 C11形蒸気機関車190号機は1940(昭和15)年、川崎車輌で製造。早岐機関区や熊本機関区など九州を中心に使用され、1974(昭和49)年に熊本で廃車になりました。その後は熊本県八代市在住の個人が所有していましたが、2001(平成13)年6月、大井川鐵道に入線し、2003(平成15)年7月から営業運転を行っています。

 デフレクターは蒸気機関車の正面両脇に取り付けられている部品です。走行中に煙突から吐き出される煙が運転席や車体にまとわり付かないよう、気流を変える役割があります。

「門デフ」は国鉄小倉工場が採用したデフレクターです。保守点検の際に作業が軽減できることと、下半分を省略しても気流変化の影響が少ないことから、上半分だけを残した「小倉工場式切取り除煙板」が誕生しました。大井川鐵道によると、小倉工場が門司鉄道管理局(当時)の管内にあることから「門デフ」と呼ばれるようになり、「九州を走るSLを象徴するスタイル」として人気となったといいます。

 C11形190号機は九州を中心に運用されたものの、国鉄時代に「門デフ」が取り付けられたことはありませんでした。大井川鐵道時代は、SL復活運転40周年の2016年に3か月限定で「門デフ」を取り付けたのみで、今回は2度目。「門デフ」を装着したC11形190号機は、7日(土)から運行を開始し、2019年3月まで、新金谷〜千頭間を走る予定です。


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