鉄道の24時間運行に関するアンケートを実施。その結果、3人に1人が都市部での鉄道24時間運行に賛成、3人に2人が反対でした。賛成理由は深夜帯の利便性や経済活性化などですが、一方の反対理由もさまざまでした。

鉄道24時間運行「賛成」の理由は

「乗りものニュース」では2020年2月4日(火)から6日(木)にかけて、鉄道の24時間運行に関するアンケートを実施。1304人から回答が集まりました。

「都市部での鉄道24時間運行に賛成ですか? 反対ですか?」との質問では、「賛成」が33.4%(435人)、「反対」が66.6%(869人)でした。

「賛成」と答えた人にその理由(複数回答)を聞くと「終電を気にしなくてよくなるから」63.0%、「夜に働く人が通勤しやすくなるから」51.7%、「経済の活性化につながると思うから」50.8%でした。「その他」6.4%は、「空港へのアクセスが便利」(20〜24歳、男性)、「治安維持」(45〜49歳、男性)「飲酒運転対策に貢献するのでは」(50〜54歳、男性)などの意見が寄せられています。

「24時間運行してほしい鉄道路線」と「反対」の理由は?

「24時間運行してほしい鉄道路線」を自由回答で聞いたところ、首都圏では6割近くの人がJR山手線を挙げたほか、JR京浜東北線やJR中央線、東京メトロや都営地下鉄の各路線も多数挙がりました。羽田空港に乗り入れる京急本線・空港線を答えた人もいます。京阪神圏では、JR大阪環状線や大阪メトロ御堂筋線の回答が多く寄せられました。

 一方、都市部での鉄道24時間運行に対し「反対」と答えた人に理由を聞くと、「線路の保守費用が上がりそうだから(鉄道の運賃が上がるかもしれないから)」71.2%、「夜は寝るものだと思うから」45.5%、「沿線への騒音が気になるから」44.5%、「飲み会や仕事などを切り上げられなくなるから」35.1%、「タクシー業界が困るから」9.6%という結果でした。

「その他」27.6%は、「線路の保守時間がなくなる」(35〜39歳、男性)、「鉄道会社の職員の仕事が増えそうだから」(〜19歳、男性)、「人手不足。鉄道従事者ですが、人材が増えないまま運行時間が延びて仮眠時間の削減につながる」(35〜39歳、男性)、「鉄道関係者、職員の方々の負担が大きくて大変だから」(35〜39歳、女性)など、鉄道設備の保守や鉄道の仕事に従事する人の労務環境を懸念する意見が多数。このほか、「治安悪化が心配」(35〜39歳、男性)、「費用対効果が期待できない」(45〜49歳、男性)といった意見もありました。

●アンケート実施概要
・調査期間:2020年2月4日(火)20時ごろから2月6日(木)20時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:1304