フレデリック、新生フレデリックの第一声!アニメ『恋と嘘』OPテーマ「かなしいうれしい」インタビュー

フレデリック、新生フレデリックの第一声!アニメ『恋と嘘』OPテーマ「かなしいうれしい」インタビュー

遂に揃ったパズルのラストピース。ドラムの高橋武(たかはしたける)を正式メンバーに迎えた、新体制フレデリックの初シングルは「かなしいうれしい」。



TVアニメ『恋と嘘』オープニングテーマのこの曲、得意技である極めて中毒性の高いキャッチーなリフはそのままに、従来のフレデリックのイメージをくつがえすミドルテンポの力強いビートを配した、ポップでディープでフレッシュな1曲。



サウンドもマインドも一気にバージョンアップした、新生フレデリックの第一声だ。(インタビュー&文:宮本英夫)


―武くん初めまして。とりあえず自己紹介を。



高橋武(Dr):ドラムの高橋武です。よろしくお願いします。



―何かもうひとこと。どんな人ですか。



高橋:どんな人…みんなと同い年で、僕だけ関東出身です。横浜出身なんで、関西弁が移らないように気をつけてます。



―なぜ(笑)。いいじゃないですか。



高橋:いや、標準語キャラぐらいしか売りがないんで(笑)。



三原康司(B):3人関西弁がおると、目立つもんな。



―そもそも、いつからでしたっけ。つきあいは。



高橋:もう1年半ぐらいですかね。



三原健司(Vo&G):前のドラマーが抜けて、そのあとのレコーディングとライブから、ずっと叩いてもらってるんで。エンジニアの方の紹介で、そこからですね。でも初めは同い年やと思ってなくて。



康司:そのエンジニアさんが勘違いして、「年上だよ」って言ってたので。



健司:最初は身構えてたんですけど、同じ年やと聞いてからは、サポート・ドラマーというよりかは、一緒にやってくれる人。距離が近くなっていくのは速かったです。そのあと、「列伝ツアー」とかワンマンツアーとか、僕らの一番大事な時期にいてくれて、音楽的にも人間的にもフレデリックのメンバーにしたいという気持ちが3人揃ったんで、2017年の頭ぐらいに誘わせてもらいました。



―誘われて、お返事は?



高橋:即答しました。サポートし始めの頃は、メンバーになることはまったく考えていなかったので、びっくりしましたけどうれしかったです。



武くんがメンバーになってから、新しい道が開ける感じがあって、どの方向にもワクワクがありますね



―フレデリックってどういうバンドだと感じてます? 外から中に入ってみて。



高橋:サポートの頃から思ってたんですけど、スタジオ内で3人で話してる時も、すごい相手のことを考えてしゃべるというか。人にもよるんですけど、ミュージシャンって、言い方よりもいかに直接伝えるかを優先する人もたくさんいると思うんですね。それがいいとか悪いとかではなくて、トゲがあるというか。でもフレデリックは、自分の気持ちを伝える時に、相手がそれをどう感じるか?をすごく考えてるなと思って。僕もそういうタイプなので、音楽性もすごい好きだし、バンドが前進していく上で、自分の居場所としていやすいなと思ったんですね。



康司:めちゃめちゃ馴染んでるもんな。



―音楽的にも、掘り下げた話はしたんですか。



康司:そうですね。人柄もそうですけど、ドラムプレーが素晴らしくて、そこが作曲者としては大事なところで。フレデリックは、リズムに対してすごいストイックなところがあって、そこの話をちゃんとできるので、スタジオに入るたびに楽しいなというのはあります。武くんがメンバーになってから、新章フレデリックが始まったので、新しい道が開ける感じがあって、どの方向にもワクワクがありますね。



「かなしいうれしい」は「恋と嘘」の最終話を見た時にどう思うか?ということをすごく考えて作った作品



―その第一歩となる新曲の「かなしいうれしい」。これはアニメ『恋と嘘』オープニングテーマとしての書き下ろしですか。



康司:そうです。アニメって、一話、二話、三話と進む中で、オープニングの聴こえ方が変わって来るものだと思っていて。この「かなしいうれしい」もそうなんですけど、ストーリーが先に行くほど、曲の意味がよりわかってくるものだと思うんですよ。僕が小さい頃に見たアニメが思い出としてあって、曲を聴くと思い出が蘇ってくる。そう思える曲って、ずっと聴き続けられる音楽だなと思うんですけど、そこってフレデリックが昔から大切にしている部分で、何度も何度も聴いてほしい気持ちがあるので。ストーリーが先に進むにつれてどんどん気持ちが変わって行って、最終話を見た時にどう思うか?ということをすごく考えて作った作品ですね。



―ああ〜。なるほど。



康司:「かなしいうれしい」というタイトルにした理由なんですけど、『恋と嘘』の“嘘”って、ネガティブな印象がある言葉じゃないですか。でも実際に作品を見た時に、“嘘”が人のためを思って、誰かを守るために使われているんですよね。“嘘”という言葉の使い方が、僕の中で変わった瞬間があって、僕自身も作品を読みながら、かなしかったりうれしかったり、いろんな感情の中をゆらゆらしてたんですけど、その感情があったから、どんどん気持ちが大きくなって、いろんな物事の感じ方が大きくなっているなって感じたんですね。“かなしい”という言葉も、辛いイメージがありますけど、それがつながっていって喜びに変わったりとか、逆にすごく悲しい時に、小さな喜びに気づけたりすると思うんですよ。“嘘”も“かなしい”も、言葉の表面上だけではなくて、その中身にまで入った時に、その人がなぜ今かなしいのか、あるいは笑っているのか、それは全部愛情につながってるんだなと感じて、だからこそこのタイトルにして、『恋と嘘』のストーリーに共感してくれた人にそっと寄り添っていけるような楽曲を作りたくて、この「かなしいうれしい」ができました。







ちゃんと歌が届いて、気持ちまで踊らせることが、僕らの考える“踊る”の意味



―曲調も、今までのフレデリックのイメージだった速いテンポではなくて。



康司:こういうテンポの曲がリード曲になるのは、今までにあまりなかったことなんですね。でもこれぐらいエモーショナルで、はかないというイメージがあって、それを感じながらも踊れるという、フレデリックとしてやりたかったことがちゃんと形になったからこそ、こうやってリード曲になったんだなと感じてます。



―飛んで跳ねて騒いで、というのとは違う、80's感のあるミドルテンポの鋭いグルーヴ。新しいと思います。



康司:体だけで強く踊り続けると、歌が入ってこないというところもあるんで、そこのバランスはすごく大事にしました。ちゃんと歌が届いて、気持ちまで踊らせることが、僕らの考える“踊る”の意味なので。そこを徹底した感じはあります。



―このビート、ドラマーとしては?



高橋:康司くんが言ったように、踊れることと歌を聴かせることのバランスがすごい難しくて。どっちかに絞ると楽なんですけど、この曲はそうじゃなくて、二つを両立させるために、タイトなところはタイトにしつつ、気持ちルーズに叩いてる部分もあります。普通にすんなり聴けると思うんですけど、その裏にはみんなの気遣いがすごくある。そういう曲だなと思います。



―ギタリストのこだわりは?



赤頭隆児(G):康司くんが言った“はかない”というのは、デモを聴いた段階でみんなが感じていて。それを感じてほしくて、情景が見えるように弾いたり、わざと無機質に弾いたり、その間を取ったり、そういうことをしました。無機質に弾くと歌が映えるところもあるし、逆もあると思うので、けっこう細かく意識しましたね。



歌には歌にはやっぱり自分自身が投影されるので、自分が今まで感じたことをそのまま出してます



―歌い手として、健司くんは、アニメの世界観をある程度は意識した?



健司:もちろん意識はしてるんですけど、歌にはやっぱり自分自身が投影されるので、エモーショナルな部分では、自分が今まで感じたことをそのまま出してます。そっちのほうが、一人の男の子としての気持ちがはっきり出るんじゃないかと思うので。



―まさに。アニメの世界観を踏まえつつ、“まだ見ぬ行き先に進み続けるだけ”とか、力強く前向きな歌詞は、まさに今のフレデリックの心境だと思うので。



康司:今までも、向かって行く感じはあったんですけど、これはすごく寄り添っていく曲だと思うんですよ。そこがフレデリックの今の等身大だと思います。すっと聴ける、構えない曲だなと思ってます。



―このシングルが出る頃は、ちょうど夏フェスシーズン真っ盛り。今のところ、調子はどうですか。



康司:去年までの夏フェスとは、手ごたえが変わりましたね。自分たちでも新しいことをやり始めていて、お客さんにも、「フレデリックってこういうバンドやから楽しみに行こう」という気持ちで来てくれてる人がすごい増えたなと思っていて、いい感じで相乗効果が生まれてると思います。夏を超えてのワンマンライブでは、より強固なものになりそうやなということも含めて、流れとしてはすごくいい感じですね。



―その、11月からのワンマンツアー。どんなものを見せてくれますか。



高橋:この「かなしいうれしい」も、メンバーになってから初めてのリリースで、今度のツアーも、メンバーになってからは初めてなので。何をするにしても、初めてのことはすごくワクワクするし、ツアーの規模も今までで一番大きくなってるんで、今まで来てくれた人にも来てほしいし、新しく来てくれる人も「たくさんいると思うんで。僕にとっても初めてのツアーだから、その人たちと同じ目線に立てるなと思っていて、そういう人たちとの関係をより深めて、バンドとしてステップアップしていきたいなと思ってます。



フレデリック リリース情報






初回限定盤






通常盤







かなしいうれしい



2017年8月16日発売



  



初回限定盤:AZZS-67 ¥2,037(税抜)

【CD収録曲】 1. かなしいうれしい 2. シンクロック 3. まちがいさがしの国 4. 峠の幽霊 Live at新木場STUDIO COAST 5. 真っ赤なCAR Live at新木場STUDIO COAST 6. ナイトステップ Live at新木場STUDIO COAST 7. CYNICALTURE Live at新木場STUDIO COAST 8. ディスコプール Live at新木場STUDIO COAST

​【初回限定盤DVD収録内容】 フレデリズムツアー2016-17 TOUR FINAL @新木場STUDIO COAST LIVE 【OPENING】 1.リリリピート 2.KITAKU BEATS 3.トウメイニンゲン 4.レプリカパプリカ 5.音楽という名前の服 6.うわさのケムリの女の子 7.峠の幽霊 8.真っ赤なCAR 9.ナイトステップ 10.CYNICALTURE 11.ディスコプール 12.ふしだらフラミンゴ 13.バジルの宴 14.オワラセナイト 15.オドループ 16.オンリーワンダー 【ENCORE】 17.FUTURE ICE CREAM 18.ハローグッバイ 【ENDING】



  



通常盤:AZCS-2066 ¥1,200(税別)

【CD収録曲】1. かなしいうれしい 2. シンクロック 3. まちがいさがしの国 4. リリリピート Live at新木場STUDIO COAST 5. ナイトステップ Live at新木場STUDIO COAST







フレデリズムツアー2017 〜ぼくらのTOGENKYO〜



11月11日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM



11月12日(日)高松festhalle



11月19日(日)札幌FACTORY HALL



11月25日(土)金沢EIGHT HALL



11月26日(日)松本Alecx



12月2日(土)福岡DRUM LOGOS



12月3日(日)広島CLUB QUATTRO



12月8日(金)仙台RENSA



12月9日(土)新潟NEXS NIIGATA



12月16日(土)大阪Zepp Osaka Bayside



12月17日(日)名古屋Zepp Nagoya



12月21日(木)東京Zepp Tokyo





オフィシャルサイト http://frederic-official.com/

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