「バスクリネン」って知ってる? フランスに行ったら絶対買いたい日用雑貨

「バスクリネン」って知ってる? フランスに行ったら絶対買いたい日用雑貨



バスク地方とは、スペインとフランスの国境を跨いだ地域のことを指す。同じバスク地方でも、スペインとフランスにはそれぞれ違った魅力があり、今回はフランス側のバスク地方から、おしゃれで実用的なバスクリネンを紹介する。



おしゃれでメルヘンチックなフレンチバスク



フランス側のバスク地方はサン・ジャン・ド・リュズやビアリッツ、バイヨンヌを中心としたフランス北西部に位置している。海岸沿いのこの地域は、夏にはサーフィンやバカンスを楽しむために多くの人が訪れる、パリ、ニースに次ぐフランス屈指の観光リゾート地だ。



スペインとの国境を越えると、同じバスク地方であってもスペインとフランスの特徴の違いがはっきり分かる。



特に大きな違いを感じられるのは、建物のカラーバリエーション。三角屋根に木造の窓枠というバスク地方特有の造りは同じだが、フレンチバスクの建物は赤やピンク、ブルーなどのパステルカラーに彩られ、とってもメルヘンチックな印象。まるで絵本の世界に入り込んだような錯覚に陥る。石造りの壁を基調としたスペインバスクの家も素朴な可愛さがあるが、おしゃれな色使いはさすがフランス。



そんなフレンチバスクでは、日用品もカラフルで可愛らしいものばかり。特にストライプ柄がおしゃれな伝統工芸品バスクリネンはとても人気がある。





バスクリネン

バスクリネン






コットン100%のバスクリネンは、バスク地方の象徴



バスクリネンは、7本のストライプ柄を基本としたフレンチバスクの伝統的な生地だ。もともとは麻製だったが、現在はコットン100%のものが主流。サン・ジャン・ド・リュズの街の中を歩いていると、土産屋の店頭にモダンでカラフルなデザインのものをたくさん見かける。色もピンクとブルーを合わせたものや、黄色やゴールドのラインが入っているものなどファッショナブルなものが多い。



サン・ジャン・ド・リュズ



バスクリネンにはさまざまなデザインがあるが、本来は色ごとに家業を示していたそう。赤色は酪農、緑色は農業、青色は漁業、といった風に。ストライプが7本である理由は、スペインの4領域、フランスの3領域、合計7領域からなるバスク地方を象徴しているから。



ギフトショップでは、テーブルクロスをはじめ、鍋掴みやエプロン、バスタオルなど様々な商品が作られており、そのバリエーションに目移りしてしまう。



生地の測り売りもしており、好みのサイズのテーブルクロスなどを作ることも可能。どれもシンプルなストライプ柄なので、色の組み合わせ次第で雰囲気がガラリと変わるのもバスクリネンの魅力だ。淡い色合いを選べば落ち着いた雰囲気に。ブルー系でまとめれば爽やかな印象に。



アイノア(Ainhoa)という小さな村で見かけたワインレッドとグリーンのテーブルクロスは、伝統的なフレンチバスクの家にとてもよく似合っていた。



庭のテーブルクロス



観光地を離れ、バスクリネンの工房を訪問



最後はサン・ジャン・ド・リュズから車で15分。アスカイン(Ascain)というところにあるバスクリネンの工房へ。



Lartigue1910は4世代に渡るバスクリネンのブランドで、アスカインの工房では無料見学ツアーも行っている。工房内では機織り機でカラフルな糸からバスクリネンが織り出される様子を見ることができる。まるで虹の小川のようだ。





バスクリネンの工房

バスクリネンの工房






バスクリネンの工房

バスクリネンの工房






工房にはショップも併設されており、その場でお気に入りのバスクリネンを購入できる。夏のお供にぴったりなポーチやサンダルなど、雑貨の種類も豊富だ。値段もエプロン31ユーロ、ランチョンマットが11ユーロとお手頃なのが嬉しい。



バスクリネンの工房

バスクリネンの工房では雑貨も販売している






バスクリネンの工房




バスクリネンのサンダルも





観光地からは少し離れているが、実際に工房を見学することでより一層バスクリネンへの愛着が湧いてくるので、ぜひ訪れておきたい。また、アスカインの村は小サイズなので、伝統的で可愛らしい建物を見てまわるのも楽しい。街角のパン屋さんで売っているパステル・バスコ(バスク地方を代表するスイーツで、タルト生地の中にサクランボジャムやカスタードクリームが入っている)は絶品だ。



パステル・バスコ

パステル・バスコ



伝統を大切に守り続けるバスク地方。そんなバスク地方の美しいカラーバリエーションを、自宅のコーディネートに取り入れてみるのもいいかもしれない。普段使いのものに取り入れれば、いつも旅の思い出を振り返ることができるだろう。



(取材・文:Hanna fromスペイン)



■施設情報



Lartigue1910



所在地/Z.A DE LARRE LORE - 64310 ASCAIN

電話/05 59 26 81 81

営業時間/ 月〜金 9:00〜19:00

土 9:30〜12:30/14:30〜18:30

無料見学ツアー:

夏季(3月27日〜10月1日)10:00/11:00/14:30/15:30

冬季(10月2日〜4月15日)10:00/14:30



公式サイト




■取材国・都市:スペイン・ビルバオ



Hanna



ドイツと日本のハーフ。2016年にスペインへ移住し、現在はビルバオの雑誌社で勤務。ドイツ語、スペイン語、英語と語学力を活かし翻訳活動も行う。



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