PENICILLIN 25周年の節目にリリースするミニアルバム『Lover’s Melancholy』【インタビュー】

PENICILLIN 25周年の節目にリリースするミニアルバム『Lover’s Melancholy』【インタビュー】

今年2月に結成25周年を迎えたPENICILLINが9月20日にミニアルバム『Lover’s Melancholy』をリリースする。これは、昨年リリースされた昨年リリースした『Lunatic Lover』に続くコンセプト・ミニ・アルバムとなる。本作について、HAKUEI(Vo)、千聖(G)、O-JIRO(Dr)に聞いた。(インタビュー&文:牧野りえ)


─今作『Lover’s Melancholy』は、前ミニアルバム『Lunatic Lover』以来のリリースになりますね。この間、それぞれソロ活動もあり、タイトなスケジュールの中で制作されたそうですね。



千聖 大変ドタバタの大騒ぎでしたけど。だからといって手抜きで作ったわけではなく、逆に集中力を持ってできたんじゃないかなって思いますね。



HAKUEI いつもそうですけど、バンドとして続けている以上、進化が見えるようなものにしないといけないなと思っていて。千聖くんが言ったみたいにすごい集中力で良いものができたなと思います。



HAKUEI(Vo)

HAKUEI(Vo)




─まさしく各楽曲にこもった熱量が凄まじいですね。



O-JIRO 1曲1曲の個性もすごく強いんじゃないかなと思いますね。



─それはもう1曲目の「黙示録」からそうで、それぞれ世界観を持った楽曲が並んでいますね。



千聖 「黙示録」はJIROさんが作った曲なんですけど、最初に聴いたときに映画のサントラのようだなと感じて。打ち込みから始まりいろんな要素が混ざってますよね。



O-JIRO だんだんおかしくなっていく感じを出したかったんですよ。



千聖 自分のギターやHAKUEI君の歌が入ってさらにパワーアップしたなって。エネルギーのぶつかり合いがカッコいい曲ですよね。



─どの曲もそうですが、エネルギッシュなバンドのアンサンブルが素晴らしいです。



千聖 例えば「メランコリア」のドラムはスネアがずっとマーチみたいに連打するんですけど、“これ歌の邪魔になる?JIROさん嫌がるかな?”と思いながらも、JIROさんが作ったらやらない感じも自分が作ることでJIROさんが刺激を受けることもあるかな?って。あと「黙示録」も、もともとデモに入ってたオーケストラのフレーズに刺激されて、ギターでそのフレーズをなぞってるんですよ。これだけ長くやっていれば、全部1人で作れよって言われたらできちゃうんでしょうけど、それはバンドではない。メンバーが融合することでカッコよくなると思うから。



─じゃあ誰が作曲した曲に対しても、思いついたアイデアはなるべく言ったり聴かせたりするようにしているんですか?



千聖 そうですね。アレンジのヒントになるようなものがあったほうがいいかなって。投げっぱなしはよくないなと。



O-JIRO さっきの「メランコリア」のスネアの話にしても、それがデモに入っていることで“ああ、ここはこういう風にしたいんだな”っていうのがわかるから。そこで例えば“サビでのスネアの連打がちょっとうるさいかな?”と思えば、うるさく聴こえないようにしつつ、作曲者の想いを満たせるアプローチを考えるっていう。スネアがうるさいからといって、自分が思いついたまったく違うアレンジをつけて曲として成立させることはできると思うんですよ。だけど、作曲者が最初に思ったアレンジがやっぱり一番いいと思うので。よっぽどでない限り。みんなで話して変わるのはいいんだけど、“ドラムのことわからないでしょ?”って言って勝手に変えるのはつまんないし、みんなで作り上げてる感がなくなっちゃうから。



─作曲者の意向を汲むことを大切にしているんですね。



千聖 曲の全体像が見えているわけですかね。何か思いつけば“これどうかな?”ってお互いに話し合いで決めていく。勝手に入れちゃったよ〜ん!っていうのはあまりないですね。そこまで時間がないわけじゃないし。





─今回HAKUEIさんはどの曲を作曲されましたか?



HAKUEI 「飛翔遊戯」ですね。どんな曲調でもセオリーの良さってあると思うんですけど。Aメロ、Bメロ、サビっていう流れですよね。でもインディーズ時代ってセオリーも何も関係ない曲もいっぱいあって。そのときにしかない躍動感を感じたりすることってあるんですよね。そういう良さを思い出して、初期衝動的な、あまりお行儀の良くない曲を作りたいなと思って。もちろん今までに培ったものも反映させつつ作った曲ですね。



─歌とギターの掛け合いで始まってますが、デモの段階からギターも入れてたんですか?



HAKUEI そうですね。スタジオでJIROさんにデモ作りを手伝ってもらっているときに、たまたまプロデューサーの重盛(美晴)さんがいらっしゃったので、リズムとメロを打ち込んだものにギターを入れてもらったんですよ。



千聖(G)

千聖(G)




─さきほどの話ではないですが、デモがヒントになってギターのイメージが膨らんだところも?



千聖 ありましたね。シゲさんのギターを聴いて刺激をもらって録り直ししたら結果的に俺らしいなって思う感じになったので面白かったです。



HAKUEI 千聖君らしいなと思いますよ。ちょうど同時期に別現場である音楽を作ってたんですけど。PENICILLINに戻ってくるとまあみんな個性が強くて、音にもうその人の名札が貼ってあるみたいな感じなんですよね(笑)。



─25年になるとあえて自分らしさを出そうとしなくても自然に出てしまうものですか?



HAKUEI “これカッコいいな”と思ってやったことがもうその人らしくなってるんだと思う。



千聖 うん、それが正解。



O-JIRO ただ、それって周りの人が言ってくれることですけどね。



HAKUEI そう。自分ではちょっと恥ずかしかったりするんですよね、あまりにも“らしいですね!”って言われると(笑)。



O-JIRO 逆に悔しくもあるんですけどね。違うアプローチかけてるのに“らしいね”って言われると、まだ足りないか!?って(笑)。



HAKUEI “新しいですね”って言われたいのに、“らしいですね”って言われちゃうんだよね(笑)。



O-JIRO(Dr)

O-JIRO(Dr)




​─今作の『Lover’s Melancholy』も最初に聴いたときは“新しいアプローチが多いな!”と思ってすごく新鮮さを感じたんですけど、聴いていくうちに“ああ、やっぱPENICILLINらしいな”って思いました(笑)。



O-JIRO 僕も“この人のここ、新しい引き出しを開けてきたな”って思いながら録ってても、1曲として完成したときに“誰々っぽいな”って思うこともあるからね(笑)。



千聖 それはそれでありがたい。ミュージシャンとしての本音は、違うアプローチできたなと思われることがやっぱりうれしいんですけど。でもきっとらしさを求められてる部分もあるだろうから、そこをちゃんとアンサーできてるっていう。どっちもうれしいことですけどね。



─Aタイプには「Quarter Doll」、Bタイプには「螺旋階段」と、それぞれ過去曲のアコースティックバージョンが収録されていますね。



O-JIRO アコースティックバージョンが音源化するは初めてなんですよ。この2曲がA・Bパターンに入ってるのもいいなと。



─またなぜこの2曲だったんですか?



HAKUEI “Quarter”は25なんで25周年にかけてるのと、“QUARTER DOLL”はファンクラブの名前であるし、僕らの中では大切な曲なので選びました。



─「螺旋階段」はPENICILLINが初めて作ったバラードでしたよね。



HAKUEI そうそう。22、23年前に作った曲だと思うんですけど。最後のサビに“最高のSTORY 信じていたい”っていう歌詞があって。5月の25周年記念の東名阪ツアーで全曲インディーズ時代の曲でライヴをやった時も「螺旋階段」を演奏したんですけど、そこでは今も歌い続けている自分の今の言葉で“最高のSTORY信じているよ”って歌ったんですよ。歌いながらなんか思いついて。そういう気持ちを今回のアコースティックバージョンでも伝えられたらなと思って、歌詞カードはオリジナルの歌詞が載ってると思うんですけど、“最高のSTORY信じているよ”と歌ってますね。



─アコースティックバージョンもすごくいいですね!



千聖 同じ曲でもいろんな表現ができるし、アコースティックのアプローチもいいなと。



HAKUEI 結成20周年の時に20年を振り返るような作品を出したりライヴをやったんですね。だから25周年はそういう方向よりは未来を向いているバンドの姿を表現しつつも、一応メモリアルイヤーなので1曲ずつくらいはそういう過去曲をリアレンジしてやるのもいいかなって。



─さて、9月16日の新宿ReNYからTOUR 2017 とのGIG to ROCK ROCK Ⅳ、そしてHAKUEI BIRTHDAY LIVE「SUPER HEART CORE ‘17」と、毎年恒例のメンバーバースデーライヴが行われますね。



千聖 “コウレイ”って、“高齢”じゃないよね?



HAKUEI その意味もあるけどね。毎年高齢の……別に間違いじゃない(全員爆笑)。



O-JIRO 1つ1つ高齢になっていくからね(笑)。僕のバースデーライヴも今年で22回目で。その年、その年でやりたいことも変わってきてるんですけど。ここ最近は1本のライヴとして楽しめる且つ、“とのGIG”だからこそ聴ける曲を盛り込んでいけたらいいなっていうふうに考えてますね。



─お誕生日のメンバーさんがメインでセットリストを考えられるんでしたよね。



O-JIRO そうですね。自分がやりたい曲を選曲すれば自分っぽいライヴになるかと言ったらそうじゃないんですよね。やっぱりライヴって一本通しての流れも大切なので。そこら辺はみんなと話しながらセットリストを考えて、らしいライヴになればいいなと。そこに、メンバーそれぞれ何かしら企画を織り込んでやっていくパターンが最近の主流ですかね。



千聖 バースデーライヴはメンバープロデュース感がいいですよね。今回は新譜があるので、進化しているよっていうところも出しつつ、いろんな引き出しがあるバンドなので面白いと思いますよ。



PENICILLIN リリース情報






Type-A






Type-B







Lover’s Melancholy



2017年9月20日発売



Type-A(CD ONLY ): XNBG-10026 / ¥2,500(税抜)



【Type-A収録曲】 M1.黙示録 M2.Perfect Flame M3.飛翔遊戯 M4.HUMANOID COMPLEX M5.Dear Friend... M6.メランコリア M7.Quarter Doll ~Acoustic ver.~



Type-B(CD ONLY): XNBG-10027 / ¥2,500(税抜)




【Type-B収録曲】M1.黙示録 M2.Perfect Flame M3.飛翔遊戯 M4.HUMANOID COMPLEX M5.Dear Friend... M6.メランコリア M7.螺旋階段 ~Acoustic ver.~




TOUR 2017 とのGIG to ROCK ROCK Ⅳ



17.9/16(土) 新宿ReNY OPEN 17:15 / START 18:00



17.9/17(日) 新宿ReNY OPEN 16:15 / START 17:00



17.9/23(土) 大阪MUSE OPEN 17:30 / START 18:00



17.9/24(日) 名古屋ell.FITS ALL OPEN 17:30 / START 18:00



17.9/30(土) 福岡 BEAT STATION OPEN 17:30 / START 18:00



17.10/07(土) 恵比寿 LIQUIDROOM OPEN 17:15 / START 18:00



17.10/08(日) 恵比寿 LIQUIDROOM OPEN 16:15 / START 17:00



17.10/14(土) 仙台 MACANA OPEN 17:30 / START 18:00



■チケット料金



All Standing ¥6,500(税込/D別)



17.7/29(土) 10:00発売



※6歳以上チケット必要



■プレイガイド



・e+ http://eplus.jp



・ローソンチケット http://l-tike.com TEL.0570-084-003



・チケットぴあ http://t.pia.jp TEL.0570-02-9999



■TOTAL INFO.



サイレン・エンタープライズ



TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00)



http://www.siren-enterprise.com



HAKUEI BIRTHDAY LIVE「SUPER HEART CORE ’17」



17.12/16(土) TSUTAYA O-EAST OPEN 17:15 / START 18:00



■チケット料金



All Standing ¥6,500(税込/D別)



<オフィシャル先行受付>17.9/15(金)12:00〜17.9/25(月)18:00



<一般発売>17.7/29(土) 10:00



※6歳以上チケット必要



■プレイガイド



・e+ http://eplus.jp



・ローソンチケット http://l-tike.com TEL.0570-084-003



・チケットぴあ http://t.pia.jp TEL.0570-02-9999



■TOTAL INFO.



サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822(平日12:00〜18:00) http://www.siren-enterprise.com





PENICILLIN オフィシャルサイト

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