使わなくなった2000人分を超える制服をワクチンに換えて発展途上国に寄付したとして、山陰合同銀行にプロジェクトを手がけるNPO法人から感謝状が手渡されました。

山陰合銀では、2年前に女性行員の制服を廃止した際、行員から返却され回収した2000人分を超え約5トンにもなる制服を保管していましたが、活用策を探す中で、発展途上国に古着を輸出してその売上げで購入したポリオワクチンなどを寄付するプロジェクトに出会い、制服の提供を決めました。
その結果、約5トンの制服が5000人分のワクチンに変わったということです。

山陰合同銀行・吉川浩取締役専務
「まだまだこのような取り組みをする種はいっぱいあるのかなと思う。それを探しながら出来る貢献を精一杯していきたい」

NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会・剱持睦子理事長
「大きな銀行がこういう取り組みをしてくださったということが、これからいろいろな所に波及するのではないかと思い、すごくありがたく楽しみにしています」

このプロジェクトで金融機関に感謝状が贈られるのは、国内では初めてだということです。