相模湾・湾口沖ノ瀬でキンメダイ、アコウをメインに据えたLT深海釣りを手軽に提供してくれる小坪港「太郎丸」。当日は3点掛けや5点掛けも見られ、あちらこちらでキンメと笑顔が咲いた!

5点掛けもあり、お土産十分 潮が効けば荒食いもあるぞ!

「大きな反応だけど、口を使いませんね」。

高橋良至船長が苦笑しつつ、左舷側からの巻き上げをアナウンス。

右舷も間もなく巻き上げ開始。

「朝イチの好機に船中ノーヒットか…」と天を仰いだ直後、待望のアタリが竿先を叩く。

ベテランもビギナーも 頼りにする船宿

shikake_046_1571128111 週前半は型揃いでトップ20枚と順調な食いを見せていた沖ノ瀬のキンメダイ。

荒天明けの週末、緋色の姫君達のご機嫌はいかがか?

この日も定員18名での出船となる「太郎丸」。

乗船時各釣り座に電源、エサ、氷、磁石板とタオルが用意され、後部キャビンには電子レンジとポットを設備。

「ご自由にどうぞ」のホットコーヒーやお茶、カップラーメンのサービスと至れり尽くせり。

加えて高橋船長の懇切丁寧な指導とスピーディーな対応で入門者はもちろん、ベテラン釣り師も安心かつ快適に1日を過ごす事が出来るのだから、毎週末の満席も納得だ。

「太郎丸」のキンメ釣法はオモリが着底したら速やかに糸フケを除き、さらに船長指示分(この日は5m)を巻き上げてアタリを待ち、アタリがあったらそのまま(オモリが着底したら指示分巻いて)追い食いを待つ、が基本。

船長の指示を確実に実行できれば、根掛りによるオモリや仕掛けロスはほぼ皆無。

この辺りにも入門者への細やかな配慮が見て取れる。

1投目から筆者に 5点掛け!

tm_p14_5_1571128780 筆者のタックルはロッドがアルファタックル「ディープインパクト Light220」、リールがミヤエポック「コマンドAC-3JPC」 7時過ぎ、10隻近くの乗合&仕立船が集結したポイントにはキンメダイの反応がビッチリ。

期待膨らむ第一投…だが、肝心のアタリが来ない。

船中ノーヒットのまま流す事しばし。

反応が切れて仕切り直しと見た高橋船長から「左舷の方、先に巻いてください」の指示が出る。

厳しい展開になりそうだと天を仰いだ直後。

「また反応が出てきましたよ」のアナウンスに呼応するよう我が「ディープインパクトLight」の竿先が派手に舞い込んだ。

「やっと食ったよ」。

喜びより先に安堵のため息を漏らしたが、次々と追い食いする様に、先程までの弱気は何処へやら。

船長の合図まで目一杯待ってスイッチオン!

筆者が提唱&実践する「次世代深海釣り」の理念を具現化したニューロッドが思惑通りの「よりオモシロいアタリと引き」さらに「バラし難いアクションカーブ」を魅せ付けながら巻き上げることしばし。

先に取り込んだ右舷ミヨシから胴の3人が単発の中、最後に覗き込む海面下に揺らめく魚影は一つ、二つ、三つ…五つ!!

35〜41㎝が5枚連なり、この一投で土産は十分。

それ以上の満足感がニッコーベイトに4枚が食ったこと。

最大の41㎝は新製品「ダッピーホタルイカ」へのアプローチだ。

2投目は左舷ミヨシでメダイ、右胴でキンメ1枚。

3〜4投は左2番がキンメ3枚、2枚と立て続けで気を吐く。

カラスザメまじりになった3投目から筆者は「オールニッコーベイト」に切り替え、思惑通りのカラス除け。

5投目に本命ヒットも、追い食いを待つうちに、痛恨のサメ禍。

6投目はやや深みで大きな反応を捕捉するが、右舷トモが4枚繋げた他は3人が1枚ずつと相変わらず厳しい展開が続く。

tm_p14_4_1571128616 今回付けエサには、ニッコー化成の新製品を試してみた。

反応バッチリ! 今後も期待十分

この後しばし走り回り反応を見付けた浅めのポイント。

中層でストップした仕掛けに丸々太り「垂涎の的」の極上マサバが連なるが、筆者含め無事海底に届いた仕掛けにはノーヒット。

久々のアプローチは10投目。
やや小ぶりながら本命2枚を追釣して計7枚。

続く流しも「反応ビッチリ」だが口を使わず。

この日一番深みのカケアガリを攻めた12投目、着底後程なく強いアタリが立て続け。

早めに巻いた右ミヨシが単発ながら1㎏級の良型フウセンキンメをタモ取りし、期待が膨らむが…

少々強過ぎる抵抗の主は50〜55㎝が5匹連なったスミヤキことクロシビカマス。

緋色の期待が錆色でガックリ…
どころか口元が緩むのは、家族全員がこの魚の美味を知り、本命以上!?にウェルカムだから。

仕掛けが相応のダメージで交換が必要だが「次が最後」のアナウンスにラストはパス。

浅みに戻った13投目、やや小ぶりながら隣席と右トモが3枚を連ね、有終の美。

本命はトップ7枚(二人)に終わったものの、丸々太ったマサバにクロシビカマス、メダイなどで全員が土産を確保。

楽しい1日を過ごすことができた。
魚探に映し出される「ビッチリ」の反応は潮さえ効けば荒食いの様相。

船宿ホームページで状況をマメにチェックしておく事をおすすめする。

手軽に楽しめる深海釣り 相模湾 良型キンメ釣行レポート

tm_p14_1_1571129236 「太郎丸」のアコウ五目乗合は、相模湾で手軽に楽しめる深場釣り。キンメやアコウ、クロムツ、メダイなど、高級魚がズラズラ多点掛けで釣れ上がる!ディープマスター・テル岡本はキンメ5点掛けを達成
tm_p14_2_1571129294 こちらは4点掛け。一投でお土産になってしまうのが、深海釣りのいいところだ tm_p14_3_1571128904 大型船で釣り座も広々。投入などでトラブルがあっても高橋良至船長が素早く対処してくれる tm_p14_7_1571128936 この日はやや食いが渋かったが、それでも3点掛け、4点掛けはできた。海況がよければズラズラズラ〜!と数連なることも珍しくないぞ tm_p14_10_1571129392 良型3点掛け。これだけでも刺身に煮つけ、しゃぶしゃぶなど、高級釣魚料理が満喫できる! tm_p14_6_1571129448 良型のフウセンキンメもまじって上がってきた。キンメ同様こちらも美味しい tm_p14_8_1571129488 まじりでメダイが上がった。日によってアコウやクロムツもまじる a691d7314b48e3d965b6850a5fb2322e 5点連なって上がってきたのはクロシビカマス。見た目はあまりよくないが、実はとても美味しい。釣れ上がったらぜひお持ち帰りを tm_p14_12_1571129563 今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小坪港「太郎丸」 「クーラーボックスひとつで誰でもキンメ・アコウ釣りが楽しめます」がキャッチフレーズの小坪港「太郎丸」。

相模湾キハダシーズン(8〜10月)を除くほぼ周年、湾口沖ノ瀬のキンメダイ、アコウをメインに据えたLT深海釣りを快適、かつ手軽に提供してくれる船だ。

「太郎丸」が入門者のみならずベテラン釣り師たちからも多大な信頼と支持を集めるのは万全の設備とサービス、懇切丁寧な指導とスピーディーな対応、そして何より高橋良至船長の誠実な人柄の賜物と言えるだろう。

メインターゲットのキンメとアコウに加え、クロムツやメダイなどがまじる深海の五目釣りは、お土産も超豪華。

このところキンメ中心に好調な釣果が続いている。

ところが、釣行日は潮の動きが鈍く苦戦の一日でやや食いが渋い。

「緋花満開」とはならなかったものの、3点掛けや5点掛けも見られ、あちらこちらで咲き誇るキンメと笑顔にハッピーな一日を過ごす事ができた。

この日も魚探の反応はビッチリ出ていたので、ちょっとした海況の変化で「満開」もそう遠くなさそうだ。

ビギナーにもおすすめだが、人気船宿ゆえ週末はほぼ満席状態となるので、早めの予約をお勧めする。

以上の記事は「つり丸」2017年4月1日号の掲載記事です。