金沢沖は根魚の宝庫!美味魚を釣らせてくれる金沢港「北龍丸」は、定番のオキメバルをサビキで狙い〜仕掛けを替えて、カサゴをメインに根魚狙い。最後にサビキで浅場のクロメバル!みなクーラー満タンだ。

金沢沖はおいしい根魚パラダイス!初めてでも釣れる メバル、カサゴ、キジハタetc

tm_p12_6_1571881077 この魚たちがメインターゲット。上からカサゴ、オキメバル、クロメバルとうまい魚ばかり

日本海金沢沖は根魚の宝庫

日本海金沢沖は根魚の宝庫だ。遊漁船の数は少なく、どちらかとえば、プレシャーボートの釣りの文化が進んでいるエリア。

ここで紹介するのは、本格的な遊漁船で日本海のおいしい魚を釣らせてくれる金沢港「北龍丸」の釣りだ。

船長の安藤岳志さんによると、金沢沖はフラットの地形が多く、起伏ある大きな岩礁帯は少ないが、ツブ根や魚礁、フラットな岩礁は無数にあるという。

安藤船長が独自に探索し船のGPSプロッターに記録してあるポイントだけでもゆうに2000ヵ所以上あるという。

カサゴ、クロソイ、キジハタ、マゾイ、オキメバル、クロメバル、ヒラメなど。

どれも限りある資源を気にしなければならない魚種であるが、資源が枯渇しないように、基本的にひとつのポイントはひと流ししかしないという。

つまり数あるポイントをまめにラン&ガンすることで、場荒れを防ぎ乱獲を防いでいるという。

ポイントに入れば、アタリがないほうが珍しい…ということを体感できるのだ。

「北龍丸」の一日のスケジュール

shikake_038_1571878213 tm_p12_9_1571880771 乗船前の受付で仕掛けとエサをそろえよう。
仕掛けとエサが準備できなくても大丈夫。各釣り物別に特製仕掛けとベストなエサが乗船前の受付で購入できる
「北龍丸」の一日のスケジュールの一例を紹介しよう。

まずは、船長の車で受付。
ここでエサと仕掛けを購入する。

仕掛けは、ほとんどが船長のオリジナル。
実績があるので信用してよい。オモリは60号だ。

つまり、竿とリール、ロッドキーパーのみを持参すれば、参戦可能だ。

出船するとまずは、釣果が固いお土産になるオキメバルを狙う。

この魚は根頭に群れているので、さまざまな反応のなかからオキメバルを選別、ピンポイントで釣る。

仕掛けは専用サビキ。
これにサンマ短冊、もしくはオキアミを付ける。

多点掛けできるので、ある程度お土産になったら、次はタックルはそのままで仕掛けを根魚用に変更。

胴付き2本バリだ。
エサは冷凍イワシ。サンマの切り身でもよい。

仕掛けの特徴は、捨て糸がないこと。
これは釣り方に関係してくる。

ポイントはメバルとほとんど変わらない。

魚はカサゴ、ウッカリカサゴ、キジハタ、マハタ、クロソイ、マゾイ、ヒラメなどさまざま。

根魚も釣れて足元のバケツにはどんどんたまっていく。

そして、3種目は、金沢港近くの浅場のフラットな岩礁でクロメバル釣り。

仕掛けはハリス0.8号の専用サビキだ。エサは付けない。

このメバルは大きい。活性が高いと30㎝前後の大型ばかりという。

終わってみれば、中型クーラーのなかは高級根魚で満載!

ざっと、駆け足で紹介したが、この釣れっぷりはお分かりいただけるだろう。
tm_p12_10_1571879628 オキメバルは専用仕掛けを利用
tm_p12_11_1571879959 エサはサンマの切り身とオキアミ。日によって当たりエサは異なる tm_p12_12_1571880259 根魚は胴付き2本バリ仕掛け tm_p12_13_1571880161 根魚用のエサは、サンマの切り身かイワシ

オキメバルとクロメバルの釣り方

shikake_037_1571878949 オキメバルは起伏の激しい根周り、ツブ根、人工魚礁に回遊するが、根頭付近に垂直方向に群れていることが多い。

安藤船長はオキメバルの反応を見つけると、必ず、根掛かりしないように、根頭の水深に止めるように指示ダナを出す。

つまり、コマセマダイのように上からの指示ダナなのだ。

少しでもタナが異なりタナより深かったりすると、根掛かりは必至。だから正確にタナ取りしなくてはいけない。

タナが60mであれば、仕掛け投入後50mでいったんフォールをとめて、道糸を潮になじませ糸フケをとり、そこから10mゆっくりと落とし込み、タナに合わせてアタリを待つ。

アタリはメバルの群れのなかに入ると明確に出る。

ここでもすぐに上げずに追い食いを期待。

1匹目のアタリですばやく2m巻き上げる。

そこで次のアタリを待つ。

これも根掛かり防止のための策。

ころあいをみて、スロースピードで巻き上げる。

クロメバルは、オキメバルほど根掛かりはない。岩礁であってもフラットなところで釣るからだ。

オキメバルと異なるところは、タナがほとんどベタ底がであること。

根掛かりを多少意識しながら、底釣りでよい。静かな動きの誘いが効果的だ。

こちらも、1匹ヒットしたら追い食いを期待しよう。 tm_p12_14_1571880340 クロメバルは、0.8号ハリスの専用サビキを使う。エサは付けない

根掛かり覚悟だが、根掛かりさせない根魚釣りとは!?

shikake_039_1571879101 安藤船長は、当然根掛かりするであろう、いわゆるザクザクの根周りや魚礁、ツブ根で根魚釣りを行う。

金沢沖は根魚パラダイスというが、狙いやすく分かりやすいポイントはすでに手がつけられていて根魚が少ないことも多いからだ。

「根際や根のなかにお目当ての根魚がいます。これをできるだけ根掛かりさせずに釣りあげさせるのが、私の仕事です」と安藤船長が話すように、船上ではこと細やかに釣り方をアナウンスしてくれる。

その内容はこうだ。
まずはできるだけオモリの着底前に糸フケをとること。

これは前述したメバルの投入法と同じ。
仕掛け投入時、水深の10mほど上でいったんフォールをとめて道糸を立たせてから底ダチをとる。

さあ、ここから本題。底ダチをとったらすばやく糸フケを回収。

そこから、船長の指示されたレンジのみ、超デッドスローに巻き上げる。

簡単にいうとタイラバと同じだ。

ここでは、一定速度で巻き上げることがかなり重要という。

アタリは竿先に「プルプルプル」と出る。
タイラバ釣法と同じなので、アタリが出てもリールは巻き続ける。

ここではまだフッキングしていないが、エサを見つけた根魚は追い続けるという。

巻き続けてしっかりと竿が曲がったら、今度はすばやくリールを5回巻き、巻きアワセするというのだ。

この直後、電動ならスイッチオンにして一気に5m以上は巻き上げよう。

こうすることで、高根であってもヒット後に根にもぐられることを避けることができる。

次のパターンは、底ダチ取り後、巻き続けていると「プルプルプル」のアタリなく、竿がお辞儀してしまうこと。

これは、根掛かりの合図。
あわてて引っ張ってはいけない。

テンションを張るとオモリまたはハリががっちりと根掛かりしてしまい、結果としてラインを切るはめになってしまう。

このパターンになったときは、引っ張るのではなく逆にリールのクラッチをオフにして、一気にラインを出して緩めてやる。

そしてその後、何度か大きくロッドをあおってみよう。

こうすることでかなりの高確率で根掛かりを外すことができる。

それでも外れないときは、竿が折れないように道糸を引っ張って切ろう。

この釣り方は、小アジを泳がすヒラメ釣りも同様なのでぜひ覚えておこう。

日本海 金沢沖の根魚!遠征 釣行レポート

tm_p12_22_1571881784 「北龍丸」は専用の遊漁船。いつもきれいだ。船内にはポットや電子レンジがある

オキメバルは多点掛け必至!

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これからが本番!ジャンボクロメバル

tm_p12_8_1571881330 ヒットしたら丁寧なやり取りをしよう 5cc9799f54710e688ed68fe3f9372593 金沢沖の浅場のターゲットがコレ。クロメバルはこのサイズでも小さいという。
富山県立山町の岩永さんは、「北龍丸」の常連 4d264f2a9593bdc2b3ef163543edc661 金沢港前の浅場ではこれから本番を迎えるクロメバル。細ハリスの専用サビキが仕掛けだ

根魚五目のメインはカサゴ

e9eaa16e3cf051563f3302188c0fc6a4 白山市の原さん。カサゴの一荷は珍しくない tm_p12_19_1571881996 高岡市の余西さん。こんな良型のカサゴを何匹もキャッチした b91d2f495df54a32c3dabceab55c2001 高級魚キジハタとカサゴの一荷 tm_p12_7_1571881290 金沢市の笠松さん。根魚狙いの金星はコレ。キジハタ。このほか、マゾイやクロソイなどもまじる tm_p12_18_1571882069 カサゴだけでも途中経過はこの通り tm_p12_23_1571882102 金沢市の八木さんのクーラーはこのとおり。おいしい魚でいっぱいになった tm_p12_24_1571882165 風情を感じる金沢港から出船中 tm_p12_26_1571882184 今回、取材にご協力いただいたのは、石川・金沢港「北龍丸」 新幹線の開通でいま観光のホットスポットとなっている石川県金沢周辺。

金沢駅からもほど近い金沢港を拠点に遊漁専門で出船をしているのが「北龍丸」だ。

実は厳寒期のみ富山新港から出船。それ以外は金沢港を基地とし、今期は3月18日よりここの営業をスタートさせた。

その初日に早速釣行を試みた。
ポイントは金沢港沖の根周り周辺。

安藤岳志船長によれば、船のプロッターに記録されているツブ根、岩礁、魚礁の総数は2千ヵ所以上あるという。

そこを場荒れしないように渡り歩くので根魚が釣れるというのだ。

「まずはこの時期定番のオキメバルをサビキで狙います。そこそこお土産になったところで仕掛けを替えて、カサゴをメインに根魚狙い。最後にサビキで浅場のクロメバルを釣りましょう」と船長が話すように、予定の魚たちが次々にヒット。

クーラーのなかは、おいしい根魚でみな満タンになった。

使用するタックルについてだが、ロッドは7対3調子のライトゲーム用、もしくは60号負荷の2m前後のもの。

リールは小型もしくは中型両軸もしくは電動。普段使い慣れたものでよい。

仕掛けやオモリ、エサなどはすべて、船宿で購入できる。

だから、初めてこの船宿に訪れてもタックルだけ用意すればよいのだ。

釣り方はどうか。
こちらも心配なく。

船長が手取り足取り大変分かりやすくアナウンスしてくれる。

安藤船長曰く、「誰にでも簡単に本命を釣りあげられるような釣り方をしてもらいます」とのこと。

実際よく釣れる。

この春、日本海デビューもしくは、入門者にもオススメの釣り物がここにあるぞ。

以上の記事は「つり丸」2017年4月15日号の掲載記事です。